一期一会のイメージコントロール(いなば)

2023.08.08 BLOG

こんにちは、いなばです。

皆さんはGRで撮影する時に記録形式はどの様に設定されていますか?
RAWやRAW+で撮られて、後からじっくり現像される方も多いと思いますが(レギュラーライターは多そうですね)私は以前お話した通りJPEG撮りが殆どです。

という事はイメージコントロールは被写体との一期一会で決めています。と、言ってもたまに種類の違うイメージコントロールで何枚か撮る事もありますが、、、

そんな一期一会のイメージコントロール撮影を、今回はカラー写真を中心に、その時の心持ちを交えながら紹介したいと思います。

GR III Avモード F2.8 SS1/2000 ISO400 EV0.0 AWB ブリーチバイパス JPEG画質調整

私のイメージコントロールの設定は通常スタンダードに設定してありますが、上の写真は木陰のイメージを強調したかったので、撮影時にブリーチバイパスに設定してみました。猛暑の日だったのですが、木陰で少し救われた心持ちを僅かな寒色系で表現してみました。

イメージコントロールはADJで呼び出した後に、片手でGRを持っている時は前ダイヤルで求めるイメージに移動させ、シャッターボタンの半押しでOKしています。
MENUのカスタマイズ設定に「シャッターボタン確定」と言う項目があるので「オン」にしておくと各種設定の確定がシャッターボタンで出来るので、グリップしている手を動かさずに操作出来て便利ですよ。

GR III Avモード F8.0 SS1/20 ISO100 EV0.0 AWB ネガフィルム調 ホワイトバランス補正

この写真はガラガラの電車に乗った時に撮った一枚です。
この時は直感的に「誰も居ない感じがネガフィルム調に合うな」と思ってイメージコントロールを設定しました。
実はガラガラと言っても何名かお客さんがいたのでクロップで写り込まない様にしています。
お客さんも構図内に納めるならモノクロにしたかもしれませんね。

GR III Pモード F9.0 SS1/20 ISO320 EV-0.3 WB太陽光M3B12 ポジフィルム調

青色を強調したい心持ちだったこの時は、以前紹介したコチラの設定で撮影してみました。

自分でカスタマイズしたイメージコントロールをUSERに登録しておくと、選べるイメージが一つ増えた感覚で撮る事が出来て楽しいですね。
イメージコントロールの各イメージをそのまま使うのも良いですが、カスタマイズしたイメージを登録しておくことで、より一期一会のイメージコントロール撮影が楽しめますよ。

GR III Avモード F2.8 SS1/2500 ISO100 EV0.0 AWB クロスプロセス

こちらの写真は暑い日の空を表現する時に最近よく使うクロスプロセスです。
「クロスプロセスって日差しの強さを表現するのに良いんじゃない?」と私の中でプチブームになっています。
色合いと陰影が良い感じで侮りがたしクロスプロセスって感じです。

クロスプロセスでのもう一枚は、植物の葉の色が意外に合うなぁと思ったカットです。

GR III Avモード F2.8 SS1/800 ISO200 EV0.0 AWB クロスプロセス

実際の葉の色とは異なりますが、クロスプロセスが良い仕事をしてくれて私好みの色合いになってくれました。
スタンダードで撮っていたら、陰影もここまで差が出なかったと思うので葉に看板が埋もれてる感じを出すのにもクロスプロセスしてやったりと思っています。

今回は一期一会のイメージコントロールという事で、撮影するその時に被写体から感じたイメージとGRのイメージコントロールのどのイメージを選ぶことで相乗効果が得られるかといった撮り方の紹介でしたが如何だったでしょうか?

じっくりとRAW現像するのも楽しいですが、その場でどのイメージコントロールが合うか考えてパッと撮るのもGRによるスナップの醍醐味だと思います。
普段JPEG撮りをしていない方は、たまには試してみて下さいね。

それではまた!


※2023年7月26日(水)に公開したファームウェアにおいて、不具合が発生しております。本記事(ユーザーモード登録設定)に関連する内容のため、以下にリンクを貼らせていただきます。大変ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願いいたします。
機能拡張ファームウェアバージョンの不具合について

(いなば)



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