モノ越しの世界(いなば)

2022.05.06 BLOG

こんにちは、いなばです。

皆さんは、自分では意識していないのに「この構図好きですね?」って言われた事がありませんか?
以前、モデルさんを屋外でスナップ撮影している時に「いなばさん、柵あるよ!柵!」と言われた事があって、改めて過去の写真を見返してみたら柵越しや金網越しの写真が出てくるわ出てくるわ...笑

ならばGRで撮ったスナップ写真はどうかなと遡ってみると...ありましたよ柵越し写真!

今回はそんな様々なモノ越しの写真を紹介しながら「やっぱり写真って面白いなぁ」と改めて思った事と、GRレンズって凄いなぁと思ったことを書いてみようかなと(そんな小難しくないですよ!)

GR III Avモード F4.0 SS1/160 ISO640 EV-1.7 AWB ビビッド カメラ内JPEG画質調整

薄日が当たっていたオレンジの金網が、日の当たらない奥の壁の暗さと文字の柔らかいボケのおかげで、金網が浮き上がるように表現できたスナップです。
背景に文字が無かったら撮ろうと思わなかったカットですが、ボケが硬いレンズでも撮らなかったと思うので、ありがとうGRレンズですね。

GR III Avモード F2.8 SS1/200 ISO100 EV-1.7 AWB ハードモノトーン カメラ内JPEG画質調整

スナップしてる自分の影を撮るのは有りがちですが、撮影してる自分は金網の外で、自分の影が金網の中にいるのが面白くて撮ってみました。
ピントを自分の陰に合わせて金網を前ボケさせたことで、撮影している自分が閉じ込められていて、影の方が自由な外の様な感じもするので、金網がボケると内と外の解釈が面白くなるんだなぁと思ったカットです。

GR III Avモード F5.0 SS1/320 ISO200 EV-0.7 AWB クロスプロセス 50mmクロップ カメラ内JPEG画質調整

窓から夕陽が見えたのでガラス越しにスナップしたカットです。ワイヤー入りガラスだったので、その存在を見せるためにチョット絞ってます。
このカットはボケているのがワイヤーなので、完全に撮ってる私が幽閉されてるみたいですね...笑

GR III Avモード F4.8 SS1/2000 ISO100 EV0.0 AWB ハイコントラスト白黒 カメラ内レベル補正

同じ場所から日時とイメージコントロールを変えて撮ってみました。やっぱり閉じ込められてる感が出ますね。
これはワイヤーのボケ具合よりも、外の風景を撮っているので当然と言えば当然ですね。

GR IIIx Tvモード F14 SS1/4 ISO100 EV-0.3 AWB マクロモード カメラ内JPEG画質調整にてVi→BWに変換

こちらも窓越しのスナップ。
ワイヤー入りのガラスでなくとも雨の雫を撮る事でモノ越しになりますね。窓越しでも雨の雫だと閉じ込められてる感があまり無いのは面白いですね。
水滴のシャープさと電車のブレ&ボケとの対比が良い感じです。こういう写真を見ると作り手側なのに、GRレンズって凄いなぁと思っちゃいます。

最後のスナップも、モノ越しのカットですが今までとはチョット趣向が違います。

GR III Avモード F2.8 SS1/125 ISO200 EV0.0 AWB ビビッド カメラ内レベル補正

丸穴が沢山空いた板(パンチングメタル)越しのスナップです。実は最初に撮ったのは外にピントを合わせてパンチングメタルは前ボケだったんですが。。。

面白くないなぁ。

そう思ってパンチングメタルにピントを合わせて撮ったのが上のカットです。
丸穴の奥の風景がボケて、穴の一つ一つに色が付いたようなイメージになり、ドット絵みたいになりました。ちょっとアートっぽいですね(違うかな?)
本当はこの撮影方法でブログ記事書く予定だったんですが、意外と条件が合わないと撮れないことが分かり、現状この撮影場所しか見つけられてないのでモノ越し写真のワンカットとして登場願いました...笑

純粋に被写体を撮るのも楽しいですが、今回改めてモノ越しの写真を見返して見ると、何か物語性を感じるのですが皆さん如何ですか?

撮り溜めた写真を見返すと新たな発見があるかもしれませんので、皆さんも是非見返してみて下さいね。

***

最後にお知らせを一つ。
すでにSNSでは投稿をさせていただいてますが、「RICOH GR IIIx」が、ドイツの国際的に権威のある「iF デザインアワード 2022」を受賞致しました。特にフォルムを高く評価して頂けた事は、スナップに特化した本体形状を含めて認めて頂けた事だと思います。ありがとうございます。

お知らせ
「RICOH GR IIIx」がiF デザインアワード 2022を受賞

それではまた!

(いなば)



 

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