GRist 75人目は、音楽プロデューサー 松任谷正隆さんです!
カメラ誌などでの執筆もされており、写真好き、カメラ好きとしても広く知られている松任谷正隆さん。 今回は、スペシャルコンテンツとの連動企画になります。 松任谷正隆さんの写真やカメラ、GRへの思いは、ぜひスペシャルコンテンツも合わせて、ご覧いただければと思います。
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GRを教えてくれたのは藤原ヒロシくんです。
うちに遊びに来た時に、なぜだかあれでパチパチと撮っていた。たぶん、ブログ用にということだったと記憶しています。なんでこのカメラなの?なんて聞いたことを覚えています。なにしろ、戦後すぐ世代の僕にとって、リコーはオートハーフで止まっていましたから。これ、いいんですよ、と彼。彼のセンスには定評があったので、ちょっと信用してみようかな、と思ってGR DIGITALの初代を購入したのが最初でした。
レンズは固定。つまり構図を作ろうと思ったら自分が動かなくてはならない。ズーム全盛の時代に、これはいったい何だ!と思いましたね。でも、使い始めたら単焦点の良さというか、写真の基本というか、そういうもの全てがここにある、と思えるようになってきた。
ポケットに入るサイズ感も最高じゃないですか。携帯があるから要らない、なんていう人もいるでしょうね。僕もカメラを持っていない時には携帯で写真を撮りますが、本物のカメラと比べてみれば、無添加と添加物だらけ、くらいの差でしょうか。
GRは僕にとって小さな巨人、といった存在なのかもなあ、と思ってます。
松任谷正隆
1951年11月19日東京生まれ。
4歳からクラシックピアノを習い始め、14歳の頃にバンド活動を始める。
20歳の頃プロのスタジオプレイヤー活動を開始し、バンド“キャラメル・ママ”“ティン・パン・アレイ”を経て、数多くのセッションに参加。
その後アレンジャー、プロデューサーとして松任谷由実、松田聖子、ゆず、いきものがかりなど多くのアーティストの作品に携わる他、様々なコンサートやイベントの演出も手掛ける。
日本自動車ジャーナリスト協会に所属し、長年にわたり、「CAR GRAPHIC TV」のキャスターを務める。日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員でもある。
