海外の“GRスタッフ”たちと過ごした、GR meet 特別企画についてのレポートです! (まゆみ)

2024.02.22 BLOG

初めまして!GRの海外営業を担当しているまゆみです。
今回はゲストライターとして、海外の“GRスタッフ”たちと過ごした、GR meet 特別企画についてレポートしたいと思います!

まずは自己紹介ですが、私はGRの海外営業を担当しています。
海外営業は地域ごとに担当が決まっているのですが、私は主にアジア地域の代理店の活動支援や販売支援、また海外出張で現地におじゃました際には、現地の写真家さんと交流したり、イベントに参加させてもらったりしています。ちなみにGRのイベントは、地域ごとにそれぞれの企画内容で開催されています。

以前、GR officialライターのゆかさんやあらいたさんが参加していたイベントなどもその一つです。

★ゆかさんレポート
北米イベントレポート
ニューヨーク イベントレポート
秋の季節イベント

★あらいたレポート
ドイツで開催!GR Festival Hamburgレポート


コロナ渦中の数年間はなかなか海外出張も行けなかったのですが、昨年はやっと海外出張にもいけるようになりました。

数年ぶりに、海外の販売会社や代理店でGRを盛り上げてくれる現地スタッフたちが主催するGRイベントにも参加することができ、私たち海外営業メンバーは、熱いエネルギーをもらって帰ってきました。海外でのGRの盛り上がりを直接感じることができるのは、私にとって本当に幸せなことです。

海外各地域のイベントの様子を少しだけ写真で。

 
前おきがちょっと長くなりましたが、今回のレポートは、そんな海外の各地でGRを盛り上げてくれている現地スタッフたちに、日本で実施しているイベントの紹介を兼ねて、“参加者”として実際にイベントを体験してもらえたら、という思いから実現した、GR meet の特別版、「GR meet 47 – Special Edition in Omotesando」の様子をお伝えするものです。

 
というわけで、今回のイベントの参加者は、海外の「GRスタッフ」たち。
前日まで、リコー本社にて、数年ぶりにグローバル会議をおこなっていたのですが、その会議に出席したメンバーのうちの11人(カナダ、イギリス、中国、韓国、台湾、香港、フィリピンなど)がこのイベントに参加するために数日多く滞在してくれました。

さらに、GRistコーナーに登場いただいた、中国の写真家 yokoegoさんも、たまたま東京にいらしていたということで、参加してくださいました。

 
今回の会場は表参道のイベントスペース。
この界隈は、昔ながらの建築物と近代的でユニークな商業施設が混在するハイセンスなエリア。一方、原宿・竹下通り周辺は日本のPOPカルチャーの中心。少し歩けば明治神宮という日本文化をぎゅっと堪能できる地域です。
日本に来るのは初めてという人もいたので、海外の人達にも楽しんでもらえるのではないかと思い、このエリアを選びました。

ゲスト写真家は安達ロベルトさん。
終始英語での対応をお願いしましたが、十代の頃からずっと多国籍・多地域の集まりに参加することが好きで、ご自身でオーガナイズすることも多かったとのこと。過去には中国で開催したGRイベントに参加いただいたこともありました。

当日は天気にも恵まれ、明治神宮では美しい光が差し込み、絶好の撮り歩き日和となりました。和気あいあいとおしゃべりをしながらスナップを楽しみつつ、ここぞという場面に遭遇したら、納得いくまでその場を離れずに撮影。純粋なGRファンとしてフォトウォークをたのしんでくれているようでした。

納得がいくまで、真剣に撮影

その後は講評会。
参加者それぞれが撮影した3作品を提出し、安達ロベルトさんに講評いただきます。
最近では海外でも数多くのGRイベントを開催するようになりましたが、写真家さんからの講評というのはあまりおこなっておらず、みなさん真剣に聞き入っていました。

みなさんの作品を見ていると、同じ時間、同じ場所で撮り歩きしたにも関わらず、各自の視点はこんなに違うものかということに気づかされます。

今回は特に参加者が海外の人ということもあり、日本で生活する私たちにとってはすごく当たり前に思えるシーンを切り取った作品も多く、彼らの目を通した街の見え方になるほど!と再認識する時間でもありました。

本日の講師は安達ロベルトさん。英語で作品の意図を読み解き講評してくれています

提出写真を選んだ思いを自分の言葉で伝えます

そして、安達ロベルトさんのスライド&トークでは、今回のフォトウォークや昨年11月のGR meet 47 群馬にて撮影した作品を含む3つのスライドショーを上映していただいたのですが、なんと、自ら持参された楽器(ハンドパン)の生演奏付きというとっても贅沢なもの。
 

ハンドパンの生演奏と当日撮影されたスライドショーの作品。美しい音色にうっとり

  
やさしい音色につつまれ、会場全体に心地よくピースフルな時間が流れます。
その場にいた誰もが魅了され、上映後は参加者が一体となって大喝采。
写真と音楽を融合させたロベルトさんならではのライブパフォーマンスに多くの称賛がよせられました。

 
それでは、イベントの様子を写真でお伝えします!  
 

みんなで撮影会スタート。被写体を見つけては立ち止まって撮影します

竹下通りにはわたがしや、クレープを売っているお店がたくさん

竹下通りを歩いて、原宿駅までやってきました

明治神宮前で薪を使って焼く、焼き芋屋さんを発見。めずらしい

明治神宮まで行ったメンバーで撮影。光が差し込んで気持ちよかった~

日本のGR meetでは恒例の「みんなのGR」

参加者全員での記念写真


ご参加いただいた海外のGRスタッフのみなさん、ありがとうございました。
とても素晴らしい一日になりました!



それでは、参加者の皆さんの作品の一部を紹介します。
 

 

最後に、ロベルトさんのコメントと作品をご紹介します。



<安達ロベルトさんより>

ちがいは公用語だけではありませんでした。アジアを中心とした国々出身のGR愛たっぷりの紳士淑女が陽気なあいさつとともに受付に一人また一人と来るようすは、GR meet 47を含むこれまで参加したどのGRイベントともちがっていました。20〜30代で数多く参加したり主催した国際交流イベントに雰囲気が似ていて、懐かしいホームに帰ってきた印象を持ったのでした。

私がしゃべる番になり、とっておきのジョークを言うも、あまりウケず。研修最終日で皆さん疲れているのかと思ったら、全員が英語が得意なわけではないとのこと。かつての国際交流でもそれが普通でした。話すときには、それぞれの人の言語レベル、専門レベルに合わせて言葉を選ぶことが求められます。

撮り歩きのコースは、GR III Street Edition、Urban Editionの公式サンプル写真やイメージ動画撮影にも使った裏原宿から竹下通り。日本のサブカルチャーの発信地に、皆さん熱中して撮影します。やれやれ、なかなか先に進みません。これも集団行動に慣れた日本人のmeetとはちがっていた点です。

撮り歩き後に提出してもらった作品を講評するのは、対象が日本人だろうと海外からのゲストだろうと変わらず本当にたいへんな仕事ですが、至福の時間です。渾身の作品には、こちらも全身全霊で臨みます。神経を集中し、短時間で作品の特長を掴み、その人がどんな感性、美的センスを持ってるかを見極め、言語化するのです。

さすがは写真の仕事に関わる参加者たち。レベルが高い。例外なく皆さんが自身の「シグネチャー」を写真のなかに持っていました。この日は幸運なことに、GRistページでも紹介されている中国の人気写真家yokoegoさんも参加してくださいました。作品の完成度が別格でした。

この日は一人息子の中学最後の運動会があって、正直仕事を受けるべきか迷いました。でも、参加できて本当によかった!またこういう会に参加したいし、皆さんに会いに各国にも行きたくなりました。スタッフの皆さん、ありがとうございました。
 

 
ほんの数年前まで、海外では数えるほどしかなかったGRのファンイベント。今では、毎月世界のどこかの都市で開催されています。
その裏にはGRに対し熱い思いをもつスタッフがいます。

今回、彼らを招いて「GR meet 47」を実施したのは、日本のGRイベントを体験し、そこで得たものや感じたことを各地域での活動に少しでも役立ててもらえたらと思ったから。
この体験がそれぞれの地域でローカライズされ、もっともっと世界中のGRファンのみなさんに喜んでもらえるイベント開催ができるといいな!

海外でのGRのイベントなど、今後も機会があればご紹介させていただきたいと思います!

今後ともよろしくお願いいたします!

(まゆみ)



友だち追加

Facebook X Hatena Bookmark Pocket Google Plus LINE

PREVIOUS

【GRist】Vol.63 濱尾京介さん

2024.02.17 | BLOG

NEXT

【コラム】知らない街/木村和平

2024.02.23 | BLOG

RELATED ARTICLE

GR official SNS