桜と空の悩ましい関係 (みにゅう)

2022.04.01 BLOG

こんにちは、みにゅう です。
やっと暖かくなってきて、関東では桜が満開ですね。いい季節です。
このところ散歩をしては目に入る桜の木々にカメラを向けています。散歩圏内の普段のご近所にいくつも見事な桜が見つかる。いいところだなぁと心から思います。

GR IIIx, P mode, ISO200, 1/1250sec, F4.0, +1.7EV, WB:Auto

GR III と GR IIIx の2台を持って出ますが、何かを見つけて「この範囲でフレーミングする」と決めると、おのずと使うカメラが決まる。先に手に持っているのは GR IIIx で、GR IIIx のほうが直感的に撮影に移れてシャッター回数が多いです。

さて、桜を撮るときは「花を明るく撮る」ことがポイントだと僕は考えています。青空をバックに白やピンクの花びらが輝く、そのイメージで露出補正は思いきりプラスに。空との境界がわかるならちょっとくらい花が白飛びしたって気にしません。

GR IIIx, P mode, ISO200, 1/250sec, F2.8, +1.0EV, WB:Auto

でも、桜が見頃の短い期間に青天快晴に恵まれるとも限りません。
曇天の場合、空をバックに見上げると花のほうが暗くて、染井吉野などほのかな色味の桜は露出を上げると簡単に空に溶け込んでしまいます。そういう時は、空の側が白飛びしてもいいので、花びらのピンク色が残ってギリギリ境界が分かるところの露出を狙うのですが、微妙な露出ワークが必要で悩ましいところです。

GR III, P mode, ISO200, 1/800sec, F3.5, +1.3EV, WB:Auto

アングルを変えて、高い位置から見下ろして撮影できる場合は、背景が地面になるので花の明るさを表現しやすいです。
橋の上から、川沿いの桜並木と花見の人たちが見えました。

GR IIIx, P mode, ISO100, 1/250sec, F4.5, +1.0EV, WB:Auto

また別のアプローチとして、夜の撮影にもトライしてみました。
天候に左右されることは少なく、暗い夜空がバックになります。ただし、照明光に色合いが左右されるので、ホワイトバランスをマニュアル調整して花の色が不自然にならないようにしています。光量が少なく、ISO感度を上げてもシャッタースピードが遅くななるので、電信柱にカメラを押し付けて、ブレを抑制。
その結果、とても気に入った夜桜写真になりました。

GR III, P mode, ISO1600, 1/2.5sec, F2.8, -1.3EV, WB:曇天

 * * * * * *

桜を楽しむにはちょうどいい週末になりそうです。
みなさんも、桜の撮影を楽しんでいただけるとうれしいです。
それではまた!

(みにゅう)



 


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