GR meet 銭函レポートです! (みにゅう)

2019.10.26 BLOG

こんにちは、みにゅう です!
10/12に開催された「GR meet 銭函」のレポートをお届けします。

台風が関東に近づく中での開催となった今回のGR meet。銭函は多少風が強いかなというくらいで雨も降らず、心配だった撮影会も予定通りおこなうことができました。
ご参加いただいたみなさん、ゲスト写真家の中藤毅彦さん、ありがとうございました。
(大変残念ながら、ゲスト写真家として予定していた石川直樹さんは台風による交通機関の都合により不参加となってしまいました。また、参加申し込みしてくださっていた方の中にも、同様に台風の影響で来られなくなった方も数名いらっしゃいました。)

今回の参加者は約40名。なんと参加者全員が撮影会からの参加を希望!みなさんの作品と講評会がとっても楽しみな感じです。

会場は、銭函駅から近い光超寺というお寺。外見はモダンなコンクリート造りの建物で、会場となった本堂の奥には黄金に輝く御本尊が。

会場となった光超寺。モダンな外観と本堂の様子

 
▼撮影会
オリエンテーションの後、午前の部の撮影会へ。約2時間半(10:00-12:30)
中藤毅彦さんと一緒に銭函界隈を撮り歩きますが、ついていくもよし、それぞれに自分の撮りたいものを撮るのもよし。基本自由行動です。
天候は風が強く雲もありましたが、写真的には荒れた海や空の表情が狙えていい感じでした。
秋の北海道、関東からのスタッフにはちょっと寒かった。。。

中藤毅彦さんと撮影会へGo!

それぞれに気になる被写体を見つけてはカメラを向けます。漁師小屋が並ぶ海岸。レトロな建物を利用した喫茶店などもありました

参加者をモデルにしてのポーレート撮影会が始まったりもしました

 
▼講評会
昼食の後、第2部は講評会。
撮影会で撮った写真から一人一枚選定して提出していただいた作品を、中藤毅彦さんに講評していただきました。
中藤さんは撮影者の意図を質問して確かめながら、ひとりひとり丁寧にコメントしていました。

「同じ場所を一緒に歩いても視点はみんな違って面白い。」
「みんな写真がうまい。」

中藤毅彦さんによる、参加者の作品の講評会

 
中藤さんの影響なのかわかりませんが、モノクロ写真の方が多かったのは、なんだか興味深かったです。ということで、参加者のみなさんが撮られた作品を少しだけご紹介。

 
なお、撮影会参加者の方々が「#grmeet_zenibako」のタグをつけて、ご自身の Instagram や Twitter に作品をアップしてくれているので、よかったら合わせて見てみてください。
 


▼緊急企画、GR officialライターによるトーク
石川直樹さんが台風の影響で参加できなくなってしまったため、予定していた時間をどうしようかと、スタッフで話し合って決めた企画は、今回イベントスタッフとして同行していたライター、みにゅうとかつによるトーク企画!

みにゅうからは、「GR LIVE! 」で好評だった、「GRで虫マクロ」のトーク。そして、CP+などでもセミナー講師役を務めている、かつによる「星景写真」トーク 。

どちらも、GR の性能を引き出したらここまでできるんだ、というノウハウの詰まったトークで、みなさん前のめりで聞いてくれていました。虫のマクロ写真には、もしかしたら、やめてーって思っていた方もいたかもですが。。。

GR officialライターのみにゅう、かつによるトーク

 
 
▼中藤さんスライド&トーク
そしてお待ちかね、中藤さんのトーク。つい数日前まで行かれていた香港について、GRで撮られた写真とともにお話しくださいました。

昨今のニュースでも語られているような、非常に危険な中での生々しく殺伐とした記録写真の一方で、平穏で生活感あふれる人々の暮らしや貧富の格差が感じられるリアルな現状をさりげなく捉えたスナップ作品の数々。それらの両方を現実として伝えることがストリートフォトグラファーの使命であること、そしてGRというカメラが、そのような目的に非常に適しているという話を交えながらの、大変内容の濃いお話しでした。

また、GR IIIの「モノトーンの良さ」についても語ってくださり、

「パソコンとにらめっこして頑張って出していたこだわりのモノクロ写真が、コントラストや粒状感を含めGRは撮って出しでいける。粒状感は強にしている。写真家としては、家にこもってPCを触るより、外に出て、より多くの写真が撮りたい」

と、とても嬉しいことを言ってくださっていました。ありがとうございます!

 

▼懇親会 / 交流会
イベントの最後は、参加者、ゲスト、スタッフ全員で一緒に話が弾んで盛り上がる、毎度お楽しみの時間です。
恒例になりましたレアグッズ争奪「じゃんけん大会」!今回は中藤さんと勝負。ゲットされた方、おめでとうございます!

GRファン、写真家、スタッフの交流会。カメラの設定などについて熱心な会話が交わされます

レアなグッズ争奪、じゃんけん大会!もやりました。中藤さんとジャンケン!

みんなで記念写真。ありがとう!

みんなの GR 集合! リングにストラップに個性があります。あ、GR21 も!

 
 
最後に、この日中藤さんが撮られた銭函の写真とコメントをご紹介します。
 

 
中藤さんよりー
 
***

北海道を集中して撮影していた頃、札幌から小樽に向かう電車から見える銭函の海岸の光景がいつも気になっていた。今回、GR meet の会場が銭函になり、あの風景を撮るのが楽しみだった。

初めて歩いた銭函の海岸は、荒涼とした厳しさと懐かしさが入り混じる記憶通りのフォトジェニックな光景であった。荒れた海の表情は、この日ならではの撮影チャンスで、気がつけば参加者の皆さんと共に僕自身も夢中になってGRのハイコントラストモノクロームで撮りまくっていた。

講評会では予想以上にハイレベルな作品が集まり、GRユーザーは単なるカメラマニアではない表現者としての眼をしっかり持っている事に驚かされた。僕の近作も皆さん真剣に見て頂き、ライターさん達によるGRを使用した昆虫や星景のスライドトークも新鮮で楽しく充実した1日であった。

台風で開催が危ぶまれた中、参加出来て本当に良かったと思う。

***

GRファンが集う親密で特別な時間を一緒に過ごせてほんとうに楽しかったです!
次はどこで開催しようかな。またお会いしましょう!


(みにゅう)

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