GR trip 第三回目を開催しました! (みにゅう)

2018.12.11 BLOG

こんにちは! みにゅう です。

11月25日(日)、GR trip 新潟を開催しました!
この企画、今年から始めた新企画でしたが、7月に広島県尾道市 、10月に兵庫県北播磨、そして今回新潟県新潟市、と3回目の開催となります。
(「GR trip」はこちらから一覧で見られます)

今回参加してくれたのは、新潟市を拠点に活動している「にいがたフォトセッション講」のメンバーと、書店「BOOKS f3」の店主さんの8名です(男性6人、女性2人)。

前日の天気予報では雨マークも付いていましたが、明けてみれば雲ひとつない快晴。
冬の寒さを覚悟していた予想が良い方向に外れました。日向はポカポカです。
数日前には、雪も降ったという新潟。地元のメンバーも「今の時期、晴れることはめったにない」と驚いていました。

そして、今回のシークレットのGRistは 赤城耕一さん です。
赤城さんは「俺は晴れ男だから」とニヤリ。

赤城耕一さん登場

集合場所は、新潟市の沼垂(ぬったり)商店街にある、「BOOKS f3」。
元は時計屋さんだったお店を改装し2015年にオープンした、写真集を専門に扱う素敵な本屋さんです。書棚には地元新潟の写真家の本なども充実していて、赤城さんも数冊購入していました。

BOOKS f3 http://booksf3.com/

参加者のみなさんの自己紹介を聞いていると、2005年開始の GR BLOG にトラックバックするためにブログを始めたという方も数名いらっしゃる。そこを起点に、新潟で写真ブログをやっていることを通じて声をかけ仲間が集まっていったとのこと。長年写真に親しんで撮り慣れている方々という印象です。
このメンバーで年1回の写真展を9年間も続けているそうです。すごい!

日程の確認後、いざ新潟の街へ。11時から13時までが撮影タイム。
最初に向かったのは、新潟の街を一望できる高層ビル「メディアシップ」の展望フロア。まずは、この街を高いところから眺めてもらいたい、という幹事さん。地元愛が伝わってきます。
 
足元には信濃川、海の向こうに佐渡島が見えます。東には雪をかぶった山々も。

展望フロアから

信濃川と海の向こうに佐渡島

ビルから降りて、撮り歩き開始。
信濃川 河岸を散策してから、万代橋を渡って、おすすめの撮影ポイントをたどっていきます。

古くからの商店街、狭い路地、地元のおばちゃんと昔話も。それぞれがピンとくる被写体にカメラを向けてはシャッターを切ります。

 
古町通りにあるレストラン「Salix」で昼食をとり(ビーフシチューおいしかった!)、講評に使う写真を5枚選定。短い時間で選ぶのはとても悩ましい。
 
その後、BOOKS f3 に戻って、講評会へ。

時折、笑いがおきつつも、みなさん真剣です

写真歴が長い方が多く、被写体は撮りなれている地元の風景ということもあってか、どの写真もとてもレベルが高い。ベテランならではの、適度に肩の力が抜けた(必要以上に技巧に走らない)気持ちいい作品ばかりです。

赤城さんの講評で印象に残った言葉は
「このシーンでは何枚撮った?」
「縦位置では撮った? 寄って撮った? 他のカットはないの?」
という質問をみんなに聞いていたこと。

ご自身は "一枚撮って、すぐに次の被写体を探して" という撮影はまずしないそうです。
もっとよい構図はないか? タイミングは? 露出は? ... 納得できるまで何枚も何枚を条件を変えて撮影するそうです。
赤城さんほどの写真家でも、このような撮影法を実践されていることを伺って、あらためて一つの被写体に対して粘り強く迫ることの重要さを実感しました。

また "被写体に寄りかかった写真を撮らないこと(被写体に撮らされない)" ということもおっしゃっていました。
どこにいてもどこに行っても、自分の感性で撮ればそれは自分の写真になる。自分の視点を大事に。ということなのだなと心に響きました。

参加された皆さんの写真は、下記のギャラリーにてご覧いただけます。

 
赤城さんがこの日撮影された写真もご覧いただけます。

赤城さん、参加いただきありがとうございました!


また、幹事さんはじめ、参加者の皆さんもありがとうございました!
特に、会場を提供していただいた BOOKS f3 さんにはお世話になりました。
本当に気持ちよく撮影し過ごすことができた一日でした。

BOOKS f3、店主の小倉さん。ご本人とお店全体から "写真愛" があふれています。

晴天のもと、よく歩きました。みなさま、お疲れさまでした!

恒例、みんなのGR集合! あれ、参加人数より多い?

最後に、赤城さん、幹事さんよりコメントをいただきましたのでご紹介します。

***

赤城さんより─

GR tripで招いていただいた新潟はドピーカンの小春日和。晴れ男の面目を保つことができた。
人口80万の巨大都市である新潟市内のごく一部をめぐる街を旅してみたわけだが、GRを手にしたスナップシューターたちは、歩き慣れた道を軽快な足取りで進んでゆく。
GRユーザーの気持ちは場所を選ぶことなく熱いものがある。極端なことをいえば優れた写真は撮影場所に依存しない。新潟が必ずしも新潟である必要はなく、自分が見たこと、歩く行為が記録されていればそれで良いのである。
ただし、終了後にいただいた美酒は新潟でしか味わうことができない物だった。このことはしっかりとお伝えしておこう。

幹事さんより─

GR tripは地方在住のユーザーにとって、とても素敵な企画でした。 まさにユーザーに寄り添うGRならではの企画だと思いました。
赤城先生やスタッフのみなさんと歩く見慣れた街は、 ちょっとだけいつもと違う街に見えたかも知れません。
そしてGR愛も高まり、次期GRへの期待が膨らみます。

#参加メンバーの9回目の写真展開催します。お近くの方はぜひ。
「私たちのまなざしとその記憶9 新潟フォトブロガー7名による写真展」
2018.12.13~16 砂丘館ギャラリー蔵

***

GR trip」は、随時募集しています!

GRist と一緒に撮り歩きしたい、あなたの大切な場所をぜひ教えてください。
よろしくお願いいたします!

BOOKS f3 店内のドアに書いた感謝のことば

(みにゅう)

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