【SPECIAL】永山瑛太さんインタビュー企画

2024.03.31 BLOG

 
こんにちは!管理人のまちゅこ。です。

スペシャルコンテンツ第十弾は、3 月から 「東京タワーで、あいましょう。」 計画(TTA)とのコラボ企画として、TTAサイトにて GR の作品とともに、コラムを書いていただいている永山瑛太さんへのインタビュー企画です。

せっかくなので、おしゃれな場所で取材を、と思いましたが、永山瑛太さんご本人たっての希望で、なんとリコー本社にお越しいただくことに!「僕は、本職が写真家、カメラマンではないので、すごく恐縮です。」と、冒頭からとても謙遜されていた瑛太さんに、写真について、GR について、まちゅこ。がお話を伺いました。

 

― まずは、GR との出会いというか、そもそもどういうタイミングで GR を知って、使ってくださるようになったのか、などを教えてください。
 
小さい頃から、コンパクトフィルムカメラで、母親が写真を撮って、アルバムに収めてたんです。
そんなに裕福な家庭で育ったわけではないので、たくさん撮っていたわけでもないですが、母親が、日々の成長、誕生日などイベント毎にデコレーションしたり、四角い写真をギザギザになるハサミで切って、アルバムに丁寧に並べて綺麗にまとめていました。とにかくずっと日常の中にカメラはありました。

もともとカメラには、何となく興味はあったんですけど、僕がモデルやり始めて、俳優になるきっかけで、映画を観始めた頃に、カメラ面白いなと思って。それで父親にデジタルカメラを買ってもらって。そのカメラで撮ったときに、「あっ」って、なんか「自分のものにできた」っていう感じがあったんです。僕の見た世界がある、みたいな。それが、18 歳とか 19 歳のときだったかな?

当時お金もなかったので、大事に使いたいからあまり撮らないようにしようかな、、みたいな感じでしたけど。

そこからドラマとかに出るようになって、20 代の前半で、取材とかを受けて、カメラマンの人と出会ったときに、カメラの話をするようになって。「そのカメラは何ですか?」って聞いてみたりして。
 
ついでに、おすすめのカメラとか聞いてみたんですけど、そこで「GR」って、みんな言うんですよ。

 
― え、みんな言うんですか??!カメラマンの人たちが?

そうなんです。「GR がいいんじゃない?」とか「とりあえず GR 買ってみたら?」みたいな。それで買いました。それが、最初のGRとの出会いでした。

僕が中学生のとき、ポケベルから始まって、PHS、携帯電話でガラケーがあって、携帯にカメラが付き始めて。その時代の移り変わりの中で、この令和の時代になっても、僕が仕事場とか、みんなで食事する時に、このカメラを出した瞬間に、「あ、GR」みたいな。「俺の GR」「俺ももちろん知ってるよ、GR」みたいな。

 
―「お前も持ってんの?もちろん俺も持ってるよ、当然じゃん」みたいな?

そう(笑)「あ、GR II?」「シール貼っちゃってんだ。へー」みたいな。なんか他のカメラだと、レンズやピントとかの話になっていく感じがある。でも GR だと、みんなそういう説明をしない感じがあるんですよね。
ちょっと気持ちとしては、何かちょっと悔しい、みたいな感じになるんですけど、、何だろう?この感情?というか(笑)
 
 
― 「僕だけの GR じゃなかったんだ」っていう、やきもちみたいなことですか?

「そこにもいるわけ?」「俺だけのだったはず」みたいな(笑)でも、いろんな人の「やっぱりいいよね」みたいな話は膨らむし、あまり深く考えなくても、その人の撮り方とか、ファインダー付けてるか付けてないかとか、そんな事は関係ない、GRを持っているだけで共鳴し合えているような。

でも GR のことを多く語られると、何か胸騒ぎがする時もあります(笑)
 

―「そんなに言わないでね」って。

そうそう。あんまり説明しない方がいいんじゃないか?みたいな。
僕にとっては、日々GR のこと、写真のこと、どんな意識、目線で切り取るかを考えていると、迷子になる、、、良い意味の「混乱」、でも沢山の人が持ってるということで、遊び心が生まれてきて、「これは誰も撮ってない」みたいな写真を撮りたくなる衝動も面白い。

僕の中ではこれが今の答えです。このサラ紙というのかな?これにプリントすることによってGRとの「今」を昇華してると思います。これが自分の中での、今できる GR に対しての答えだ、ということに辿り着きました。

 
― このプリント、いいですよね。ずっと気になってました。風合いがちょうどいいというか、瑛太さんの作品とのコントラストというか、いい感じのラフさが面白いです。
 
たくさんプリントすることによって、客観的に自分が撮ることに対しての意識がわかってきました。

大体三つの、自分の中ではカテゴリーがあって。
一つ目は、家、家族での日常で起きてること、二つ目は、冠婚葬祭や行事、「これは撮らなきゃ」の瞬間。あとは変なもの。ひっかかるもの、街中で違和を感じ、「これ分かんない」「何これ?」みたいな。

そういう、三つぐらいのジャンルに、自分が撮りたいものというか、カメラを向けてるものに対しての、客観性が整理されました。同時に、僕はかなり、バラバラというか、分裂しちゃってるな、というのも確認できました(笑)


― 普段、GR ではどのモードで撮ってるんですか?

プログラムオートで。ファンクションで、ISO感度だけいじってます。


― 感度だけいじってるって、あまり多くないと思うので興味深いですね。

シャッタースピード、露出、より感覚的に撮りたいので。GRの特徴的な速写性をふんだんに楽しんでます。


―いままでも写真自体は、GR に限らず、Leica だったり、スマートフォンだったりで撮られてると思いますが、そのときは、プリントはしていなかったんですか?

家族の写真くらいですね。家の中、家族写真だらけです。子供達に潜在的に「写真は日常」を植え付けたい、、のか。。


― 見ながら、あのときだーって、いろいろ思い出しているんですね、きっと。

だからできるだけ楽しかったときの写真を貼ってます。

人間は、絶対に記憶力が低下すると思います。
俳優やってるとセリフを入れて、そして、吐くじゃないですか。次のシーン撮りますって言ったときに入れてたものを捨てるんですよ、ゴミ箱に。それで、次のファイルを出して頭に入れます。で、また消す、フォーマットする。過去の役はアウトフォーマットしなきゃいけない。

 
―なるほど、全部出すんですね。毎回役が変わるごとに初期化みたいな。

毎回そんな作業をしていると、段々と削れてきてるんじゃないかって感じがするんです(笑)

でも、最近この GR のお仕事をきっかけに撮る枚数が増え、改めて写真を撮ること、街の中にあるモノを撮ること、GRと生活することが楽しくなってきて、色々な変化、写真におさめることで、記憶と記録が隣り合わせになり、幸せな時を過ごせてます。


―それは嬉しいお言葉ですね、ありがとうございます。

人が見てどう思うのかな、どう感じるのかな?僕の写真を観てもらってどんな反応があるのか楽しみです。


―撮ったときと見返してみたときとか、日にちを置いたときとか、また感じ方が違ってきたりするんですか?

結局、全部いいんですよ、自分の写真が。自分の写真が好きです。


―自分の写真は「バラバラだ」というようなことをさっき言われてましたけど、自分の中でいいと思うものがそこに全部ある。なんだかすごく素敵なことですね。

撮り続けてる自分が悦に入っているというのは、すごい精神安定につながってるんです。俳優をやっていると、作品、役によって、僕は、どこか不安定になるので。


―もとの自分に戻してくれるという役割がカメラにあると。

バランスを整えてくれる感じが今はあります。救われてます。

 
―撮られる側としての体験から、写真に対してなにか感じることってありましたか?

例えばテレビドラマをやると、その PR用に媒体社の方 10社くらいの方々の PR 用写真を一気に撮る事があるんです。
1 社あたり 5分とかっていう短い時間で撮ったり。「はい、笑ってください」「はい、次」みたいな感じで、スタジオ内でグルグル回っていくんですけど。そうすると、「この写真って何だろう?」みたいな。「笑顔って何だろう?」とか、考えちゃったりして。

それで、辿り着いたのが「何で写真って四角いんだろう?」って(笑)
これ(プリント)を作ってるときに、母親の家に行ってアルバムを見返したときに、フィルムの面白さと、ファイルしていても劣化していく感じ、空気が入っちゃってたりするのもいいなと。それと同時に、僕が思ったのは、「あ、撮ろう」と思った瞬間って、四角では見てないんですよね。なにかしらのカタチに切り取ってるわけですよね。(母親が切り取ってアルバムに貼っていたのも)そういう感じだったのかなと思って。


―確かに、見ているときは、真四角じゃないですもんね。なんかすごく納得してしまいました。瑛太さんはご家族を撮られたりすると思いますが、瑛太さんが家族から撮られることはありますか?奥さま(木村カエラさん)も写真がお好きだとメディアで拝見したことがあります。

最近の発見なんですけど。
この間、久しぶりにカエラさんが僕のこと撮ったんですよ。僕が車を運転していて、バックミラーに映っている僕を撮ってたんですよね。カメラを向けるって、愛情表現にもなるし、気持ちとして繋がってる気がしました。

僕は、カエラさんと出会ってから、ずっと撮り続けています。タウンページ10冊ぐらいの写真集ができちゃうと思います。


―それは素敵すぎます!!いつか必ず発行してほしい!!
今回、TTA とのコラボをきっかけに、東京タワーに行かれたり、撮影されたりしていますが、今後やりたいこととかなにかありますか?


東京タワーのギャラリーで、この企画に興味を持った人達と、東京タワーを一緒に撮って、その場でプリントして展示したり、Tシャツにしたり、楽しい遊びはたくさん出来るだろうと思います。


―瑛太さんと撮影会!!? 大変なことになります!

GR で 47 都道府県まわるのもいいなと思ってます。写真で人と人が繋がれる事は、日常、人生において大きな意味を持ってると確信してます。たくさんの人と写真で楽しむ時間が作れたら幸せですね。
 
 

 
 
このインタビューの日、瑛太さんが持っている GR シリーズをほぼすべて、持ってきてくださって、いろいろと熱く語りながら、見せてくださいました。

とっても「写真」が好きで真摯に向き合っている、ということがひしひしと伝わってきて、、、TTA とのコラボ企画をきっかけにご縁をいただけたこと、あらためて嬉しく思います。ありがとうございます!

TTA×永山瑛太×GR の企画、どんなことができるかな?楽しみに待っていてくださいね。

 
GRist Vol.64 永山瑛太さん
 
「東京タワーで、あいましょう。」 計画
  

瑛太さんが持ってきてくれたカメラたち。ピンクや黄色のリングは自分で塗っているそうです

インタビュー後、カメラを向けたら、ちょっとふざけて、あやしい表情をしてくれました(笑)

リコーさんの本社に来れて嬉しい、と記念写真を撮られていました(なんとありがたい)

 

(まちゅこ。)



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