「GR meet 47」山口会場レポートです! (まちゅこ。)

2022.10.23 BLOG

こんにちは!管理人のまちゅこ。です。
 
今日は、「GR meet 47」9ヶ所目、山口会場(9月24日開催)のレポートです!

 
今回は、中藤毅彦さんをお迎えして、午前中は下関市内の撮影会、午後は講評会とスライド&トーク、そして懇親会を実施しました。

参加者は、約20名。下関市は、福岡県からのアクセスがいいこともあり、約半数が福岡にお住まいの方。次いで、山口県の方。やはり、全体的に九州地方、中国地方の方々が多かったです。中には大阪府から来てくださった方も。

そして、今回特徴的だったのは、GRのイベント初参加という方が、これまでの会場よりも少なくて、3割くらいだったこと。つまり2回目以上のリピーターの方が多かったのです。この「GR meet 47」の別会場に来てくださった方もいらっしゃいましたが、2019年に門司港で実施した「GR meet 門司」に参加してくれていたという方も!

初めて参加するという方が多いのももちろんありがたいですが、過去に参加いただいた際になにか学びがあったり、楽しかったという思い出がなければ、また参加したいとは思ってもらえないと思うので、継続的にこうしたイベントに参加してくださるのは、我々としても、とても嬉しいです。やってきてよかったなー。
ありがとうございます!

 
この日は、9月末の3連休ど真ん中。綺麗な青空といい感じの雲の下で、まだまだ暑いねー!と言いながら、いい汗をかいた一日となりました。

今回の会場は、下関駅から徒歩10分前後のところにある「水色画廊」さん。なんともレトロな建物内にある、その名の通り、水色の壁と床の画廊です。

 
午前中の撮影会では、中藤毅彦さんと下関市内を撮り歩き。
昭和感溢れるレトロな町並みのある下関の駅前付近を歩いたあと、バスに乗って唐戸市場を目指すコースです。

下関は初めてだという中藤さんでしたが、撮影コースを考えるために、前日、いろいろなところを回られて、しっかりコースを決めておられました。
撮影会当日は、道案内はもちろん、この建物は〇〇年に建てられた歴史あるものなんです、とか、この郵便局は、現存する最古の郵便局なんです、とガイドができるほどに。

中藤さんとしても、参加者のみなさんとは出来るだけ一緒に撮り歩きたいということで、そのためにも、事前に自分で歩いて、案内できるように調べておくのだとか。とはいえ、ネットで調べるということはなく、ひたすら現地を見ながら、嗅覚(感)で歩くんだそうです。さすが!

 
午後は、みなさんから3枚ずつ提出いただいた作品で講評会。
3枚あると、作品の広がりがでて、個性も感じられるので面白いですね、と中藤さん。

被写体の切り取り方、
この場所でこれを撮るのか!という意外性、
質感の出し方、などなど、
撮影された方と会話しつつ、作品を撮ったときの気持ちを掘り下げながら楽しんでお話されていました。

そしてなんと、講評会最後には、中藤さんがこの日、みんなと一緒に歩きながら撮った全ての写真を、そのまま撮って出しでスライドショー!その数およそ300枚。
セレクト前の写真そのままということで、中藤さんがさまざまな撮り方で被写体と向き合う様子も感じられて、とても貴重なモノを見せていただきました。

 
そして続くスライド&トークでは、これまでの中藤さんの代表的な作品をスクリーンに写しながら、スナップをしながら感じてこられた、写真との向き合い方、人とのコミュニケーションの大切さを語られていました。

香港、パリ、ロシアなど海外で撮られた作品は、昨今の社会情勢を踏まえながらも、それぞれの地での撮影体験などもお話しくださいました。
その場所、場所での人とのコミュニケーションの大切さ、外からみているだけではわからない、その国らしさ。そういったことから、国境ってなんだろう、国ってなんだろう、ということを考えさせられた、とのこと。

日々、スナップを撮っているからこそ、より感じる、「いまは、いましか撮れない。」ということ。
同じ場所で撮っても、同じ時というのはおとずれない。
リアリティは、そこに行かないとわからない、ということ。

そして、アンテナを張ってとにかく「歩くこと」が大事。
車は便利だけど、そこから見ているものとは全然違うから、「歩いて見る」ということが重要だということを、改めてお話くださいました。

中藤さんご自身が、実際にいままでずっとそうやって撮ってこられたからこそ、その言葉の重みも感じられ、みなさん真剣に聞き入っている様子が印象的でした。

それでは、山口会場のイベントの様子を、写真でお伝えいたします!
 

撮影会のしおりやリストバンドをご用意して、みなさんをお迎えするスタンバイ。会場の外では、開場時間の30分前くらいから、並んで待っていてくださいました。ありがとうございます!

中藤さんから撮影会のルート説明。今回はバスにも乗るので、結構移動します。時間内で帰ってこれるかな?

ちょっとレトロな町並みが魅力的。お店の看板や貼り紙を見つけては、立ち止まって撮影。なかなか先に進めません!笑

市場に到着。朝早い時間は、お店がもっと開いていたのだと思いますが、この時間はだいぶ静かになっていました。朝の活気あるときにまた来たい!

お店の方に丁寧に声をかけながら、撮影する中藤さんと、金網を見つけて撮らずにはいられない参加者のみなさま

現存する最古の郵便局「下関南部町郵便局」。カフェも併設されていてとても素敵な空間でした。そして隣に立っている旧秋田商会ビルとともに、文化財となっているそうです

唐戸の港に到着!連休中ということもあり、観光に来られている方々もたくさんいました

唐戸市場の中も、とてもにぎわっていて、みなさんの楽しそうな様子を見ているだけで元気になれます。お魚がどれも美味しそう!

会場に戻って、講評会とスライド&トーク。我々もとても勉強になります

この日は、Ulyssesの魚住さんもお越しくださいました。せっかくなので、アクセサリーのご紹介をお願いしました。私も、Ulyssesさんのストラップ持ってます!

今日一日、みなさんお疲れ様でした!乾杯!そして、ユニクロのGR Tシャツグループのみなさまを一枚

みんなで記念写真!実はこの日、普段は中国にいるGR事業部の偉い人も参加させていただきました。どこにいるかな・・・

もちろん、みんなのGRも!なんか個性的なGRが多いような!?

 
このレポートを書きながらも、楽しかった下関の一日が思い出されます。まだまだご紹介したい写真がたくさんあるのですが、ぐっとこらえて、、、。

それでは、参加された皆さんの作品を、いくつかご紹介させていただきます。
 

 
そして、中藤さんからのコメントと作品も。


★中藤毅彦さんよりー

実を言うと、下関という街に来るのは今回が初めてだったので、完全なアウェイで撮影会を開催するのが少々不安であった。
しかし、蓋を開けてみれば下関は、魅力的な被写体に溢れた港町で、集まった皆さんとの街歩きは大いに盛り上がった。

撮影会では、前半は松田優作が生まれ育った事で知られるディープなコリアンタウンを歩き、後半はバスで唐戸に移動して、趣ある戦前の洋館や海峡を望む港や市場を巡った。
特に、この日は鰯雲が広がる気持ちの良い秋空に恵まれ、雲の表情を活かした撮影をアドバイスする事が出来たのは幸運だった。

作品講評では、ひとり3点の提出を課題にした所、様々な視点で切り取られた個性的な組作品が集まり、GRユーザーのハイレベルな作家性を感じさせられた。
今回、九州や大阪など山口県以外の地域からも多くの方々が参加して下さり、初めて会った者どうし和やかな交流の場となっていたのが印象的であった。
  

 

 
中藤さん、前日のロケハンから、長時間ありがとうございました。
そして、来てくれたみなさん、ありがとうございました。また、会場としてお借りしました、水色画廊さん、大変お世話になりました。

また、みなさんにお会いできるのを楽しみにしております!

さて、次は、鹿児島です!
鹿児島会場にご参加くださるみなさん、よろしくお願いいたします。

岡嶋和幸さんのゆるっとライブ配信もお楽しみに!

 

撮影会の途中で見つけた、不思議な階段。実は、とても効率的な階段なのかも

下関といえばの逸品。鯖の刺身をいただきました!東京ではなかなか刺身は食べられないので、ありがたいー

またお会いしましょう!

 
★これまでの「GR meet 47」

・GR meet 47関連一覧
https://www.grblog.jp/article/?tag-name=47


(まちゅこ。)




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