フィルムカメラGR1でお散歩撮影 (任三郎)

2022.04.07 BLOG

こんにちは、任三郎です。

ちまたではレトロブームでフィルムカメラを使う若者がじわじわと増えている、、、という話をよく聞くようになりました。
自分もフィルムカメラのGR1を持っているんですが、しばらく使ってなかったので、若者を見習って久しぶりにフィルムカメラで撮ってみようと引っ張り出してみました。

持ち出しても生来の貧乏性が顔を出してしまって、ついデジタルのGRのほうで撮影してしまうからなかなか撮り終わらない。
だいぶ前に入れたきりになっていた36枚撮りのフィルムなので、ちゃんと撮れているか不安だから早く撮りきって現像に出したい。
そんなジレンマに翻弄されながら36枚全部撮りきるのに、約2カ月もかかってしまいました。

僕はいつもフィルムを現像したらプリントしないで、画像データをCD-Rに入れたもので受け取り、自宅に帰ってCD-RをPCで読み込んで、写真保存用のHDDにコピーします。
最近は画像データをインターネット経由で受け取る、なんてこともできるようになったんですね。知りませんでした。

ちゃんと撮れているか不安でしたが、けっこういい感じに撮れてて安心しました。
いつもは何枚かピントの合ってないものとか、真っ暗or真っ白で何も写ってない写真が入ってたりするんですが、今回はほぼノーミスでしたね。よっしゃ!

僕は写真保存用のHDDで写真を整理するとき、写真を撮影した日付で分けて保存します。
フィルムを現像した画像データにはEXIF情報がないので、何月何日の何時に撮ったものかがわからなくなる、というのが難点ですが、この時役に立つのが一緒に持って撮っていたGRの画像データに記録されている日時です。
ここから推定した日時をフィルム写真のデータに記録することで、ほかの写真とまとめて時系列で保存できるようになります。
この作業を37枚分やると、けっこう時間かかっちゃうんですけどね。

もうひとつ難点としては、撮影したときの露出の設定がわからないこと。
GR1の露出設定はプログラムモードと絞り優先(2.8~22の7段)が可能になっていますが、どれに設定したんだったか、、、
それがわかれば、意図しない雰囲気で写っていた写真も次回に活かせると思うんですが。何かにメモしておけばよかったな。

フィルムカメラを使ってみて改めて思ったのは、デジタルカメラで撮った写真とは違う雰囲気に写るのが新鮮なことはもちろんですが、写真の現像を待つ間のドキドキワクワク感、現像した写真が成功/失敗だったことがわかった時の喜びと悲しみ、写真ごとの日時の記録など写真の整理に要するひと手間、といった体験は、特に僕のような、写真を撮った後にRAW現像もしないしプリントもしない人にとっては、とても豊かで贅沢なものだなぁということでした。
フィルムカメラでの撮影を楽しむ人が増えている、というのも納得でした。

このところ、年度末ということもあってあまり余裕のない時間を過ごしていたかもしれないな、と反省しました。
時々は、豊かな時間を味わいたいと思います。


東京のサクラの開花は3/20だったんですが、あっという間に2週間が経って満開のピークを超え、既に半分くらいの花が散ってしまったようです。
東京の皆さんは今年の桜は楽しめましたか?僕も家から歩いて行けるところはもちろん、ちょっと足を延ばしてサクラの名所と言われるようなところにも行ってみました。

1枚目:GR IIIx, ISO3200, f2.8, 1/40s 自由学園明日館
2枚目:GR IIIx, ISO200, f5.0 1eV, 1/400s, 71mmクロップ 近所のお寺にある「笹部桜」。

東京の桜の季節はほぼ終盤になりましたが、東京以外の地域はいまが真っ盛り、というところや、
いまはまだツボミでこれから開花、という地域もありますよね。お花見楽しんでください!

(任三郎)





 
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