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【新しいGR 35㎜クロップ撮影】

2013-05-16

こんにちは、きょーちゃんです。

ゴールデンウィークも終わって、梅雨が始まるまでのわずかな期間、
新緑の中を渡る風がとても清清しい季節になりました。

新しいGRの発表後、先行オフ会やGR体感&トークライブで、ようやく直接手に触れていただける場がスタートしました。
会場で、あるいはつぶやきやGRBLOGへのトラックバックなどを通して、皆さんのファーストインプレッションを耳にする事が出来て、今とてもうれしく感じています。

今回は、そんななかでもご質問いただく機会の多い、
GRの新機能のひとつ、35㎜クロップ撮影てどんなこと?どう保存されるの?
などなど作例を含めてご紹介したいなと思います。
GR 35㎜クロップ 彩度6 コントラスト5 
Av F4.5 SS 1/250 ISO200
194-s35.JPG

GR 35㎜クロップ 白黒TEパープル 彩度3 コントラスト8 
TAv F6.3 SS 1/500 ISO400
241-s35.JPG

GR 35㎜クロップ 彩度6 コントラスト5 
265-s35.JPG

最初に、クロップってどういうこと?
GRはAPS-C相当のセンサーサイズに対して28㎜相当の画角を確保するために、
実焦点距離18.3㎜のレンズを用意しています。
クロップはAPS-Cに映し出されている28㎜相当のイメージサークルの中、
センサーの中心から、35㎜相当の画角となるよう切り取って使うのですね。
約1600万画素の中心部の約1000万画素を使って撮影されますので
大体面積比では、こんな感じででしょうか。
CROP01.jpg

中心を切り取ったときの35㎜相当のレンズ性能は...
下の図はGRのレンズ性能を示すMTF。クロップした場合は、緑枠の領域となります。
ブルーのラインが水平に近い状態で、中心(左端)から周辺(右端)まできわめて性能が安定していることが判ると思います。
CROP02.jpg
GRレンズのさらに美味しい部分を頂いて撮影しますので、
35㎜換算でも、隅々まで気持ちの良い写りを得られるのですね。

使い方
メニューの設定画面から選択する方法もありますが
撮影中にレンズを交換する以上に軽快に切り替えて使う事ができるんですね。
切り替える方法は二つあります。

Ⅰ.Fnキー、Effectキーに割り当てる
GRには撮影者のニーズに応じて設定し直接機能を呼び出す事ができる物理キーが三つあります。
Fn1,Fn2,Effectキーの三つ。
これらのキーへ35㎜クロップ機能をアサインすることで撮影中も一発切り替えが可能です。
fn01-s.JPG
35㎜クロップをFnやEffectキーへ割り当てた場合、トグル切り替えになりますので、
28㎜の状態でキーを一回押すと35㎜クロップモードに、もう一度押すと28㎜に戻ります。
ワンキーで切り替えられるのでお勧め。
キーアサインの設定画面はこんな感じです。
effect01-s.jpg
僕の場合は、意識して切り替えられるよう、今回新設されたEffectキー(出荷時はEffectが割り当てられています)にアサインしました。


Ⅱ.Myセッティングへ登録する
モードダイアルの一つに35㎜クロップモードを設定してしまう方法。
my02-s.JPG

GRはモードダイアル上に自分の良く使うカメラセッティングを登録しダイアルを合わせることで呼び出せるようになっています。
ダイアル上にはMY1-3まで三つも登録可能です。
これを利用してクロップの状態のまま、メニューのマイセッティング登録を行います。
my01-s.JPG

こうするとモードダイアル上のMY1-3の任意のダイアル位置に変更するだけで、
35㎜クロップモードとして機能させられますね。


SD記録時はどうなるのか
クロップ時のファイルがどうなるのか、気になっていらっしゃる方も多いと思います。

たとえば、撮影画像フォーマットで
RAWとJPEGの同時保存ができる[RAW+]を選択している場合ですが、
通常の28㎜換算の状態ではLサイズのjpeg(4928×3964)約1600万画素相当で保存されます。
この[RAW+]の状態でクロップを行った場合は以下のようになります。
CROP03.jpg
整理すると
①35㎜クロップで撮影するとRAWも35㎜相当の画角で保存されます。
②EXIFの焦点距離はクロップ時も変化しないです。
 *統一ルールでEXIFでは実焦点距離を記述する決まりごととのこと。
③35㎜焦点距離フィールドに35㎜フィルム相当での画角を記述されます。
 *EXIFにもバージョンがあるそうで、35㎜表示ができるのはv2.2以降。
  v2.2以降に対応したカメラ、ビューアー、OSのファイラーの組合せで表示できるとのこと。
  GRのjpegはv2.3に準拠しています。

最近のパソコンでは画像ファイルのプロパティでの確認や、フォルダーの表示設定で以下のように表示できました。
CROP05.jpg

各ファイルの右端の項目に35㎜フィルム相当の焦点距離を表示させています。
CROP04-S.jpg
フォルダの詳細表示の設定で変更することで上記のように表示できました。


上記のファイル二つは同じ場所で28㎜相当とクロップした35㎜相当で撮影したもので、
以下が実際の画像です。(画角に合わせて構図を若干動かしています)
左(28㎜相当)右(35㎜相当クロップ)
K0181235-s28-ss.JPG K0181237-s35-ss.JPG
両方とも同じ環境で撮影していますが、画角の違いで明部、暗部の比率が変化した結果、上の図、ファイルのプロパティのとおりマルチ評価測光での適正値が変化しているのがわかりますね。

GRの添付されるソフトウェア
"SILKYPIX Developer Studio 3.0 LE for PENTAX RICOH IMAGING"
でも35㎜フィルム換算の焦点距離は表示されるとのことですのでご安心を。
なお、WEB上のアップローダーなどでも対応されているサイトがあるようですね。


補足)
ちなみに
28㎜相当をMサイズ(3936×2608)で撮影中に35㎜クロップした場合でもMサイズ(3936×2608)で保存されます。
ワイコンをつけた場合なんですが、この場合は光学的にコンバージョンしていますので、EXIFの焦点距離は13㎜(35㎜焦点距離フィールドは21㎜)となり、ワイコン装着時のクロップではEXIF>13mm(35mm焦点距離フィールドは26mm)となります。
 

ここから35㎜縛り一本勝負。
すべて35㎜クロップでの作例です。
白黒TE パープル 
TAv F5.6 ss 1/500 ISO400 -0.3EV
渋谷の交差点でノーファインダ。すれ違うタイミングでしっかりフォーカスが来ました。
049-s35.JPG

白黒TE パープル 
TAv F4.5 ss 1/80 ISO1600 -0.3EV
夕暮れ時自分の技量と人の動き、予想される感度を考えて、絞りとssを設定
手前を自転車が通り、写真に少し動きが生まれました。
086-s35.JPG

彩度6 コントラスト7 周辺減光:中
Av F4.5 ss 1/250 ISO200 -0.3EV
少し低い位置から撮影、最後に灯籠へ視線が流れるような構図に
277-s35.JPG

彩度9 コントラスト6 周辺減光:弱
TAv F3.2 ss 1/250 ISO280 -0.7EV
夕暮れ時、空へ信号をパズルのようにはめ込んだ一枚。
308-s35.JPG

彩度9 コントラスト6 周辺減光:弱
TAv F3.2 ss 1/60 ISO1600 -0.7EV
WBを意識的に屋外(太陽光)に設定、
街路灯の色が強調されるように撮影してみました。
320-s35.JPG

白黒TE パープル 周辺減光:弱
TAv F2.8 ss 1/60 ISO400 -0.3EV
東京駅のエントランスが舞台のように見えました。
GRの電子水準器は構図の邪魔をしないのでこんな写真を撮るとき嬉しい機能です。
779-s35.JPG

彩度6 コントラスト7 周辺減光:中
Av F4.5 ss 1/1250 ISO200 -0.3EV
このとき最初は28mmの状態で撮影していたのですが、
手前から船が来るのが判って、28mmでは構図が間延びすることに気がつき、
構えたままで35mmクロップに変更。
シャッターチャンスでピッタリ船が収まりました。
942-s35.JPG

彩度6 コントラスト7 周辺減光:中
Av F4.5 ss 1/1000 ISO200 -0.7EV
マクロ域でピンポイントAFでフォーカス位置を設定。
Effectキー長押しで実絞りプレビューを確認しつつ程よいボケの絞りを決めました。
945-s35.JPG

何気ない川面の揺らめきも撮影したくなります。
950-s35.JPG

★★★
最後に。
GRというカメラでの35㎜クロップ機能の位置づけ。
ところで撮影時(スルー画での確認も含めた)の表示サイズがどうあるべきか、
保存されるRAWデータがどうあるべきか。
さらには、撮影時設定するパラメータやEFFECTを使うのか、
レタッチで自分のイメージを追求するのか...
撮影時と撮影後の役割分担は...悩ましい問題ですね。

フィルム撮影時代から
プロカメラマンさんの方々の中でも
(トリミング前提で撮影するか。ノートリミングの構図にこだわるか)さまざまです。

おそらく考え方は撮影者の数だけあり、写真を趣味にする方が複数集まると、
常になされる議論の一つかもしれません。

今回RAWの保存について、35㎜クロップでもフル画素(28㎜)の記録がされたほうが便利なのでは、
という議論は社内フィールドテスターの中でもしていました。

新しいGRはどんなスタンスなのでしょうか。

GRで35㎜クロップで撮影すること
これは僕自身の感想ですが、クロップ機能によって28mmと35mmをレンズ交換よりもストレスなく切り替え、二つの画角で撮影することがとても快適に感じました。
撮影時、撮影者自身がGRをどのような眼の延長線としてとらえているか?28㎜のフィジカルでとるのか35㎜のフィジカルでとるのか。
デジタル可変ズームとせずに、あえて35㎜相当のクロップとして機能と撮影プロセスを明確化、最適化したところにGRというカメラが提示している答えのヒントが隠れているのかもしれませんね。

もう一つのアプローチ。
二つの画角の作例でも触れていますが、画角の変化で構図内の明暗の割合は変化し、
これによってはカメラの示す適正露出が変化します。
RAWで撮影するとき、たとえばAvモードで撮影した場合、SSが変化しますね。
構図がかわりSSが変化すれば、RAWで記録される画像への光の量の絶対値が異なった結果になります。
つまり、35㎜の構図で意図した露出はRAWでの露光時間も35㎜の画角で適切になる...

これを理解した上で、RAWでの後加工を前提に、撮影者側が意図した露光量(絞りとSS)を指定し、かつ同時に撮影するJPEGでも適正露出で撮影する手もありますね。
それはTAv(絞りとSSを指定し、カメラが適正露出になるようISO感度を調整しjpeg保存する)の利用方法のひとつといえるかも。
TAvの活用方法については、また僕のエントリーでお話しできればと思います。

いかがでしたでしょうか。

発売まで少しづつ近づいてきました。僕らもワクワクしてます。

引き続き、気になる機能などをご紹介してゆければと思っています。

投稿者 きょーちゃん | TrackBack(35)

「GR 体感&トークライブ」開催しました(大阪は5/18開催)

2013-05-13

こんにちは。ふーです。

5月11日(土)、「GR 体感&トークライブ」が東京の港区にある「TABLOID」で開催されました。

当日は朝からあいにくの雨だったのですが、オープン前に会場の外を見てびっくり。ざっと100名以上ものお客様が開場を待っておられました。予定を少し早めてオープンすることに。

多くのお客様は、さっそく会場奥に設置されたライブスペースへ向かわれました。赤城耕一先生によるスペシャルセミナー「GRの新しい世界」が始まる頃には、ライブスペースは満席&立ち見で埋まった上に、2階の展示スペースにもぎっしり。大変な熱気を感じます。

130513a.jpg

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投稿者 ふー | TrackBack(43)

4月のトラックバック企画「わくわく」のライター選定作品です!

2013-05-07
明るい季節と、新GR発表!にわくわくしっぱなしの みにゅう です。

4月のトラックバック企画「わくわく」にたくさんのご参加ありがとうございました!
見ていて自分もむずむずして出かけたくなるような、わくわく感あふれる写真ばかりで、楽しく選ばせていただきました。

では、GR BLOGライターが選定した作品をご紹介します。どうぞ!

続きはこちら

投稿者 みにゅう | TrackBack(51)
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