室内で花が映える背景は? (みにゅう)

2020.01.21 BLOG

こんにちは、みにゅう です。
街路樹も葉を落として外は寒々しい景色ですが、そんなときでも、花が室内にあると明るい気持ちになりますね。
実家を訪れると親が上手に育てた花が飾ってあったりして、この美しさはどうやったら写真になるのかなと考えながら撮影を試行錯誤してきました。

花はそれ自体が魅力ある主役なので、ポートレートを撮るつもりで、まずは余計なものを画面に入れないのがポイントかな、と思っています。
例えば無地の壁を背景にして置いてみる。

GR III, Pモード, ISO400, 1/15sec, F2.8, -0.3EV, WB:Auto, クロップ35mm, レベル補正

この壁は少し暗めですが、同じ花でも窓際に置くと表情が変わります。
後ろからの光で花びらが透けて、華やかな印象になりました。

GR III, Pモード, ISO400, 1/30sec, F2.8, +0.7EV, WB:Auto

フレーミングは花だけか、花瓶も入れるかで悩みましたが、変えてみて、余白感が均等になるように縦横比も変えました(GR III は 3:2 と 1:1 から選択できます。GR, GR II ではさらに 4:3 も選べます)。うむむ、どちらも好きです。

シンプルな背景の究極は「真っ黒」ですが、これがなかなか難しくて、暗い部屋で花にスポット光を当てたり、黒いTシャツを後ろに広げたりしてました。
でもあるとき気づきました。黒くて、平たくて、面積があるもの … あ、テレビ画面!

GR II, Pモード, ISO250, 1/30sec, F2.8, +0.3EV, WB:Auto, クロップ35mm

フラットパネルでノングレアタイプのテレビ画面は、電源オフのときに画面が暗く、映り込みも少ないので、背景にちょうどいいんです。白い花だと特に映えますね。よく使ってます。

花の色や形、種類や飾り方によって、どう撮ったらよいかは変わります。1つの形が正解とも限りません。結局はいろいろやってみて自分にしっくり来るものを見つける、その過程がまた楽しいところ。
ガーベラを被写体に、いろいろに撮ってみた作例を以下に紹介します。

GR II, Pモード, ISO200, 1/30sec, F2.8, +1.0EV, WB:Auto, クロップ47mm

GR II, Pモード, ISO400, 1/20sec, F2.8, -1.0EV, WB:Manual, クロップ47mm, レベル補正

GR III, Pモード, ISO200, 1/800sec, F3.5, +0.3EV, WB:Auto, クロップ35mm

1枚目は明るい床を背景に、2枚目はテレビ画面の黒背景で。
最後の1枚は、日光を当てて壁に落ちる影との対比も考えて構成してみました。

自然光をうまく使った撮り方は こちら のレポートも参考になるかな?

自分の好きな花が撮影できたら、プリントを壁に飾ったり、デスクトップ画面の背景に設定するのもいいですよ。
Instagram へ「#grsnaps」をつけての投稿もお待ちしてます!
それではまた!

(みにゅう)

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