「電子水準器表示の変更」は何のため? (任三郎)

2019.10.17 BLOG

こんにちは、任三郎です。

既にあらいたさんからご案内がありましたとおり、「 RICOH GR IIIファームウェア バージョン1.30」がリリースされています。
もうアップデートはお済みでしょうか?

今回の変更内容の中に「これまでシャッターボタンで撮影準備をする際、電子水準器がガイド表示で隠れてしまう点を変更しました。」という項目があります。
比べる対象がなければわかりにくい変更点になりますが、比べればわかるその良さを、ここで紹介します。

「電子水準器の表示がガイド表示で隠れてしまう」という挙動は、メニュー画面を開いた状態あるいはADJボタンを押して各種設定を変更する画面になっている状態(下図①)でシャッターボタンを半押ししたときに起こっていました。ガイド表示が電子水準器の表示を隠した状態が約3秒間続き(下図②)、その後電子水準器が表示されます(下図③)。

今回の変更は、下図②の部分を省略したものになりますので、シャッターを半押ししたらすぐに電子水準器が表示されることになります。

変更内容の説明図

メニュー画面等を開いているときにシャッターボタンを半押しするとき、、、これってもうシャッターチャンスが来てしまったときなど、一刻も早く撮影したいときだと思います。
そんなときに、撮影時に利用したい電子水準器が表示されず、特に用もないガイド表示が先に出るというのは、ちょっと残念ですよね。
今回の変更は、シャッターチャンスを逃す可能性を減らし、かつ構図の整った写真を撮るのに役立つ、スナップシューターとしての性能アップに効く変更といえると思います。

少々長い説明になりましたが、ご理解いただけたら嬉しいです。


さて話は変わりまして、先日少し長い休暇をいただいてパリに行ってきたので、そこで撮った写真を[クロスプロセス]で仕上げてみました。
僕は[ポジフィルム調]をメインに使っているので、ポジフィルム調との対比で紹介します。

1枚目:クロスプロセス(色調:ブルー)/ 2枚目:ポジフィルム調

[クロスプロセス]では、特に[色調]をブルー/マゼンタ/イエローの3色を選ぶことができます。シーンによって合う色調があると思いますので、いろいろ試してみてください。

1枚目:クロスプロセス(色調:マゼンタ)/ 2枚目:ポジフィルム調

色調を合わせてから撮影することもできますし、RAWデータも一緒に保存できる記録形式[RAW+]で撮影しておけば、撮影後にシーンに合うように色調を調節できるので、一回の撮影で何パターンもの絵作りを試すことができます。

1枚目:クロスプロセス(色調:イエロー)/ 2枚目:ポジフィルム調

GR IIIのカメラ内現像については、以前私が書いた記事などをご覧ください。
慣れてくると、絵日記でも書くような気分で写真を楽しむことができて、RAW現像が楽しくなります!


最後に、せっかくなので、初めて訪れたパリ旅行についても少しご紹介。
初めてでしたので、とにかく有名な観光スポットはできる限り回ってやろう!と歩き倒しました。
エッフェル塔、エトワール凱旋門、ルーブル美術館、モンマルトルの丘などなど。
1日平均で約200枚ずつ撮ってたもので、後から写真をチェックするのが大変です。(まだ終わってない)

やっぱりルーブル美術館が楽しかったですね。
某教育系テレビの、美術作品をテーマに作られた不思議な歌の番組がすごく好きなので。

ルーブル美術館

サクレ・クール寺院

他にもいくつか教会を回りましたが、どの教会のステンドグラスも素敵でした。
じっと眺めていると、時間を忘れてしまいます。


観光地巡りの他に、食べ歩きという目的もありまして、連日、昼間から飲み食いしました。
フランスに住んでいたことのある後輩に教えてもらったお店のケバブがめっちゃ美味かったです。
ビールに合う!

5日もいたのに、結局フランス料理を食べずワインも少ししか飲みませんでした。反省。

(任三郎)

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