こんにちは、朝倉です。
昨年7月に「GR meet 47」を終え、12月からは、また新たに5都市を回る「GR meet」がスタートしました。
12月に札幌、1月に名古屋、2月は福岡で開催して、3月は大阪、東京で開催予定です。
最近GRを使い始めた方から、「GR meet」って何をしてるの?どんな様子なの?と聞かれることもあるので、ちょっと(だいぶ)遅くなりましたが、札幌会場の様子をレポートしたいと思います。
「GR meet in SAPPORO」は12月6日(土)に札幌駅からほど近くにある「ACU SAPPORO」という会場で開催しました。ゲスト写真家はTomas H. Hara(トーマス・ハラ)さん。トーマスさんは初北海道だったそうで、少し前からこのイベントを楽しみにしていたとのこと。イベント開催の数日前に札幌市内で雪が降ったこともあり、イベント当日も札幌市内には雪が残っていました。
会場のあるビルの窓からの景色
「GR meet」のおおまかな流れは、
午前の部の撮影会 ⇒ 午後の部スタート ⇒ 講評会 ⇒ スライド&トーク ⇒ 記念撮影 ⇒ 懇親会
という形で、まずは午前の部の撮影からスタート。写真家さんと参加者の方と一緒に札幌の街へ繰り出します。
会場でのオリエンテーション
トーマスさんは、撮影しながらでも、歩くのが速くて、ついていくのが大変なことで有名(?)。
「まずは、みなさんと、すすきの交差点にあるニッカウイスキーの看板を目指しましょう」というトーマスさんに、みんなでついていくことに。
我々スタッフも、よし!ついていくぞ!と気合を入れてスタートしたのですが、、、何か所か撮影ポイントを経て、あっという間に見失ったのでした。
トーマスさんと交流しながらの撮影会がスタート
トーマスさんを探しつつ、美味しそうな市場に迷い込んでしまいました
目的地としていたニッカウイスキー看板前に到着。もちろんトーマスさんはいませんでした…笑
午後の部は講評会からスタート。
撮影会で撮った作品を1人3点提出して、参加者の方の作品をスクリーンに投影しながらトーマスさんに講評いただきました。
トーマスさんは、講評する前に撮った方から提出作品のコメントを聞いてから講評をする形で、一人ひとりの考えや思いを聞きながら、
「作品を通じて、○○さんの今日一日の視点が伝わってきました」
「変わっていく、無くなっていくものを残したくなるという気持ちは共感できる」
「好きなものがあることって写真を撮るときにはすごくいいこと」
「モノクロで撮ることは引き算と言われるけど、色が無くなることで見えてくるものがある」
などなど、撮影者の方と対話をするように、共感しながら、トーマスさんご自身の考えやこだわりを交えた講評で、参加者の皆さんもうんうんと頷きながら話を聞かれていました。
講評会の提出作品の中から、いくつかご紹介します。
続いて、トーマスさんのスライド&トーク。
絵画・写真の歴史の話から始まり、その中で表現も移り変わってきていること、今はAI生成画像により感動さえも作られる時代になってきていること、そんな時代の中で写真を撮る意味は?という問いかけを参加者の皆さんに投げかけ、トーマスさんご自身が考える写真を撮ることの意味についてのお話をされました。
近年、よく議論されるこの話題に対して、トーマスさんらしい視点・切り口で、一つの答えを導かれていて、参加者の方も真剣な表情でトーマスさんのお話を聞かれていました。
そのすべてをここでお伝えすることはできませんが、トーマスさんがおっしゃった印象的だった言葉をいくつかご紹介します。
写真を撮ることは、その存在を「過去・現在・未来」へと結ぶ行為である。
“現在”は次の瞬間にはすぐに”過去”になる。写真はその”現在”をすくいあげ、未来に運んでくれる。
同じ光、同じ場所、同じ距離、同じ空気は再現できない。
写真をその儚さを未来に接続するメディアであり、写真は未来の自分に向けた「時間のメッセージ」である。
スライド&トークが終わり、最後は懇親会です。
乾杯はトーマスさんの母国アルゼンチンで使われているかけ声「¡Salud!(サルー)」で
参加者の皆さんとトーマスさんと記念写真
みんなのGR
最後に、トーマスさんのコメントと作品をご紹介します!
***
馴染みのない土地を歩くことは何かと緊張するものである。
初来道の日。GR meetで訪れた北海道・札幌がまさにそうであった。撮影会に参加してくださる方々を私の迷子の道連れにしてしまうのではないかという心配が、気持ちを余計に慌ただしくさせていたのかも知れない。とはいえ、未知の街で迷子になることもストリートスナップの醍醐味である。
そう、私は大の方向音痴で迷子の常習犯であり、確信犯なのである。
新鮮なストリートで写真を撮ることは言うまでもなく楽しく、普段味わえない種類のアドレナリンが分泌されつつシャッターボタンを押すことに夢中になる。生活拠点の東京で普段見慣れているはずの烏でさえ、札幌で遭遇するそれは特別なオーラを放っていた(ような気がした)。
スライド&トークでは私自身の写真に対する思いの整理も兼ねて「なぜ私たちは写真を撮るのか」という、それこそ迷子になりそうな広いテーマを会場に問いかけた。私たちが共存するすべての瞬間に意味があり、過去と未来を繋げながら周りと交わっていく。GR meetのあの一日も、今でも紛れもなく自分の一部であり、明日へと繋がっていく連なりである。少しでもそう感じてもらえていたら幸せです。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
GR meetで写真家さんやファンの方とお話する機会は我々にとっても貴重な機会であり、この札幌でのmeetも素敵な時間で楽しいイベントとなりました。
トーマスさん、会場をお貸しいただいたACU SAPPOROの関係者の皆さま、そしてそしてご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
またいつか、お会いできることを楽しみにしています!
★Special thanks
ACU SAPPORO関係者の皆さま
(朝倉)
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