こんにちは!管理人のまちゅこ。です。
今年、2025年は「GR DIGITAL」の発売から20年を迎える年ということで、11/22(土)~24(月・振替休日)に20周年記念イベントを開催させていただきました。
今回は、GR DIGITAL発売から20周年の記念イベントとして、これまで実施してきた周年記念イベントとはちょっと思考を変えて、原宿の街歩きも楽しんでもらえたらという思いから、GR SPACE TOKYOと、SO1ギャラリー(GR SPACE TOKYOから徒歩5分)の2つの会場を使い、それぞれ異なる内容を実施しました。
SO1ギャラリー(1・2F)では、GR DIGITAL(2005年)から、GR IV(2025年)までの公式カタログ作品から、それぞれ数点ずつプリントして展示する、特別写真展を開催。GR DIGITAL初代のカタログ作品から順番に見ていくと、GRの進化が見た目にも体感できて、ついつい見比べてしまいます。それと同時に、GR DIGITALシリーズでも充分なんじゃない??というお声も多くいただきました。
GR DIGITALは2011年に出たGR DIGITA IVが最後なので、10年以上前のモデルたちですが、いまなお、充分に使えると思っていただけるのは、嬉しい限りです。当時の開発の方々に届けたい!!
SO1では、特別モデルも含めた歴代GRの展示もさせていただきました。スタッフでも普段なかなか見ることがない、GR DIGITALのコンセプトモデル(モック)の展示も!当時の試行錯誤の一部が垣間見えて、ファンのみなさんも興味深く見ていらっしゃいました。
そして、GR SPACE TOKYOでは、この3日間、20周年記念デザインの終了画面書き換えサービスや、限定グッズの販売、そして、写真家さんとのフォトウォークやトークイベントなど、さまざまな催しを開催させていただきました。
両会場には連日大変多くの方にご来場いただき、3日間で1000人近い方々にお越しいただきました。
お忙しい中本当にありがとうございました。
5周年や10周年のときの限定グッズを持っていらして、スタッフに見せてくださる方や、ご自身のGRエピソードをお話してくださる方、お持ちのGRすべてを持ってきてくださる方、終了画面書き換えサービス後にとても嬉しそうな表情をされる方など、みなさんのGR愛に触れるたびに、我々スタッフも、あー、ここまで続けてこれてよかったなーと、しみじみ。
ちょうど3連休のタイミングだったので、みなさんいろいろと予定があったと思いますが、そんな中、足を運んでくださって、ありがとうございました。
それでは、そんな20周年記念イベントの様子を写真でレポートします!
まずは、SO1ギャラリーから。
GR SPACE TOKYOから徒歩5分くらいのところにある、SO1ギャラリー。3階建ての建物は中が見える窓ガラスが特徴的。表と裏、2か所から出入りができ、それぞれの入口によって雰囲気が異なる、ユニークなギャラリーです。
一階ではGR(2013年)から最新のGR IVまでの作品、2階では、GR DIGITAL初代からGR DIGITAL IVまでの作品を展示しました
森山大道さんと上田義彦さんの作品が並ぶことって、なかなか無いのでは、、、なんだかすごい壁です
GR DIGITALのコンセプトモデル(モック)。いまのGRと比べると結構カジュアルな感じ。なかなか実物を展示することはないので、じっくり見てる方が多かったです
反対側の入り口は、ちょっとしたスペースがあり、このスペースを使ってレセプションをしたりすることもあるそう。今回は、写真展タイトルや歴代GRのバナーなどを飾らせていただきました
メッセージ看板やロゴなど、記念に撮ってくださる方も
両会場の行き来を楽しんでもらえたらとスタンプラリー風のカードを配布。スタンプを2つ集めたら、歴代カタログの表紙ミニステッカーをプレゼントさせていただきました。手のひらサイズです!2枚目の写真はカタログ実物
夜のギャラリーもいい感じなんです
続いて、GR SPACE TOKYOでの様子を!
オープン前から並んでくださる方がたくさんいらっしゃいました。お忙しい中ありがとうございます!
歴代GRのムック本。それぞれの機種のことがしっかり書かれていて、あらためてよくまとまっているなと感心
11/22は、濱尾京介さんと約2時間のフォトウォークを開催。思ったより結構遠くまで行った、と参加者さん談
11/23はトーマス・ハラさんとのフォトウォークを。歩くスピードが速いトーマスさんに、みなさん頑張ってついていったようです
11/24は、通常であれば休館日ですが、この日はトークイベント会場としてオープン。最初のトークは、歴代カタログ作品を撮影いただいた方々のお話から
安達ロベルトさん、鈴木光雄さん、渡部さとるさんに、当時のカタログ作品撮影の裏話や、GR DIGITALというカメラの存在について、お話いただきました。ナビゲーターはデジタルカメラマガジン編集長の福島晃さん。お話を引き出すのがうまい!さすがです。
GR DIGITAL初代のカタログ作品の作家である大室徹也さんが立ち寄ってくださり、当時のお話をしてくれました。そして、ちょうどトークも終わろうかというときに、ふらりと遊びにきてくださった横木安良夫さんからもひとこといただくサプライズも
続いて、GR SPACE TOKYOで定期的に開催している「GR lesson」の特別編。いつもは8人ですが、今日は制限なく立ち見もOK!スタッフの“も~り~”がはりきってレクチャー
続いては、この時期、GR SPACE TOKYOで作品展示をしてくださっていた嶌村吉祥丸さんと、阿部裕介さんのトーク。当日直前にどんな流れで話すかを相談されていましたが、阿吽の呼吸とでもいいましょうか、とてもテンポよく、素敵な写真トークをしてくださいました
そして最後のトークは、菅原一剛さん、野口智弘さん、福島晃さん。GRがつないでくれた縁、写真をモノとして残していくこと、そしてこれからの写真についてなどをお話くださいました
GRのカタログとしても大きなチャレンジだったGR IIIのカタログ撮影についてのことも
トークイベント、最後は、出演者の方々からプレゼント企画があり、じゃんけん大会に。見事勝ち抜いた方、おめでとうございます!
そして、カタログ作品展には展示作家の方々や写真家さんも見に来てくださいました。
みなさま、お忙しい中ありがとうございました!
操上和美さん、菅原一剛さん
アミタマリさん、鈴木光雄さん
渡部さとるさん、安達ロベルトさん
大室徹也さん、横木安良夫さん
あらためて、会場にきてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
並んでお待ちいただくことがあったり、グッズがすぐに売り切れてしまったり、、、なにかと至らない点も多々あったかと思いますが、今後につなげていきたいと思います。
カタログ作品展示作家のみなさん、トークイベント・フォトウォークのゲストのみなさん、あらためてありがとうございました!
今回のカタログ作品展を身に来てくださった方が、口々に、
「GRというカメラの歴史と進化を感じられる展示であるとともに、その時代ならではの場所や風景の記録として当時を語ることができて、また、その時代のテクノロジーの背景も感じることができて感慨深い」
と言っておられました。まさに「写真」の役割や価値そのものだなーと。そしてテクノロジーの進化が色濃く、ダイレクトに感じられるのは、デジタルだからこそなのかなと思いました。
GRは「コミュニケーションも商品の一部」という考え方を持っています。カタログもまたその一環であり、情報がネットで簡単に手に入る時代だからこそ、紙媒体でしか伝えられないものを大切に制作してきました。
限られたページの中でGRのコンセプトや哲学を表わす作品を通じて、GRシリーズの変わらない価値と、積み重ねてきた進化の物語を少しでも感じていただけていたら幸いです。
そして、来年2026年は、フィルムのGR1発売から30周年の年となります。GRの誕生から30年!すごい!
GRを支えてくださっているみなさんに楽しんでいただける企画をいろいろと考えていきたいと思いますので、どうぞ楽しみにしていてください!