「GR meet 47」三重会場レポートです! (にしむら)

2023.08.28 BLOG

こんにちは。営業・オンラインストア担当のにしむらです。
少し時間が空いてしまいましたが、2023年5月20日に開催されたGR meet 47の三重会場に行ってきましたのでイベントの様子をお届けします。

(1枚目)「GR meet 47」21か所目の三重会場は三重県県庁所在地 津市での開催です。
前日に到着したJR津駅。遠目に見ると「?」マークに見える(?)ひらがなの「つ」の駅名標がいいですね
(2枚目)前日の大雨が嘘のようにイベント当日は快晴。暑くなりそうです!

ゲスト写真家は 内田ユキオさんにお越しいただきました。
「GR meet 47」としては第1回目の新潟会場以来ですね。

ゲスト写真家の内田ユキオさん

前日夜に配信されたLINE友達限定のゆるっとLIVEをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、早い時間から現地入りして三重県鳥羽市にある島まで行かれ、ご自分の自転車で走ってこられたそうです。その日は土砂降りの雨で結構たいへんだったそうなのですが、その時の写真とお話は後のスライド&トークで詳しく、ということで私も楽しみにしていました。

会場は、三重県総合文化センターさん。フレンテみえ内のセミナー室をお借りしました。
今回ご参加いただいたのは午後の部も合わせて約20名。地元三重県在住の方が4割近くと一番多く、続いて近隣の愛知・岐阜県からや関東・関西からの参加者もいらっしゃいました。

▼撮影会
当日のスケジュールやGRの簡単な使い方の説明などオリエンテーションをした後、会場周辺を散策しながらの撮影会です。

三重県総合文化センターの施設内の広場や建物、隣接するMieMu(三重県総合博物館)の敷地内にある緑豊かな観察の林(ミュージアムフィールド)などを撮り歩きます。

被写体の観察の仕方や、ホワイトバランスを調整して葉っぱを新緑らしい鮮やかな緑に撮るコツなど、内田さんのアドバイスを聞きながらみなさん真剣に撮っています

(1枚目)内田さんは植え込みの立て看板に何かおもしろいものを見つけたようです
(2枚目)周りを観察しながら思い思いにカメラを向け撮影をしているみなさん

内田さんからは、前半は撮るものに困ったとしても、自分を奮い立たせるように飛ばし気味に撮りましょう、とのこと。また、最初にいいところを見つけると、そこで足が止まって写真を撮って満足してしまいがちになるけれど、色んな可能性を探ってみるといいですよ、というアドバイスも。
内田さんにお話をしていただきながらみんなで一緒に撮り始めましたが、途中からはおのおの会場内を散策しては写真を撮っていました。参加者のみなさんは撮影が始まってすぐはどういう風に撮ろうか戸惑っていた様子も見受けられましたが、撮っているうちにだんだんと調子が出てきたみたいです。
私も一緒に撮影していたのですが、暑さにバテそうになりながらも、水分補給しながら、みなさんとお話しながら撮り歩きしたので楽しくあっという間の撮影時間でした。


▼講評会
昼食時間をはさんで、午後の部は講評会からスタートです。
午後から参加の方もお仕事終わりに加わってくださいました。お疲れのところありがとうございます。
午前中の撮影会に参加のみなさんは、撮影した中からお気に入りの作品を2~3枚セレクトして提出し、内田さんに講評いただきました。
内田さんより、「講評は“辛め”と“優しめ”どっちがいいですか?」とみなさんに質問をされ、「せっかくだから」と手を挙げた方が多かった全体的に“辛め”でいくことに。

暑かったしスナップにはあまり向いている場所じゃなくて撮るものに苦労したたかもしれないけど、どういうふうに工夫をして撮ったのか楽しみにしています、と内田さん

参加者の方にスタッフがマイクをお渡しして、撮影したご本人とやりとりしていただきながらの講評会です

同じ場所で同じGRのカメラで撮影した写真でもそれぞれ視点が違っていて、作品が表示されるとおーっと声が上がります。
内田さんからは、上手なところを褒めつつ「ここはこうしても良かったかもしれないね」という撮影するときのポイントや、音楽や文学など色んなジャンルの知識が豊富な内田さんらしく「こういう写真が好きならこういう映画のトーンも参考にしてみるといいかもしれませんね」などのアドバイスも。
「もしかして料理の盛り付けが得意だったりしません?」など写真を見てその方の人となりを推測してみせたり、いろいろな“たとえ話”も絶妙で随所に笑いが巻き起こる楽しい講評会でした。
講評は“辛め”といいつつも、「素晴らしい」「ナイスチャレンジ!」という内田さんのコメントがたくさん聞かれたように思います。

最後に内田さんからは、
「今日の条件を考えたら、もっと写真が似てしまうんじゃないかと予想していたんですけど、普段は撮らない写真にチャレンジしたり、みなさんがそれをいい意味で裏切ってくれて嬉しかったです。限られた撮影時間で傑作を撮るというよりも、みんなで写真を見せ合って楽しんでもらうのがこういったイベントの醍醐味だと個人的に思います。その期待にみなさんがこたえてくれたことが嬉しく思います」と締めくくってくださいました。


それでは、参加されたみなさんの作品をいくつかご紹介します。




▼スライド&トーク
講評会の後は休憩をはさんで内田さんのスライド&トークのお時間です。

とても濃い内容のお話でした!参加者のみなさんからもたくさん質問していただき、レポートではすべては伝えきれないのが残念です

まずは、今日の撮影会で内田さんが撮影した写真を見せていただき、次に作成してくださったスライドを。
「PHOTOGRAPH(写真)」という言葉の話から、前日に撮影した三重県鳥羽市にある答志島(とうしじま)へ行ったときの写真を見せていただきながら、文章を書いたり物語を作ったりするみたいに、毎日の小さなことでも、物語みたいに写真にまとめて表現することについてお話いただきました。
一枚の写真で、または複数の写真を組写真にして物語を作るために、どういう撮り方をするといいのか、どういう写真を選ぶといいか、途中で参加者の方への質問も交えながらお話してくださって、みなさん真剣に聞き入っていました。


▼懇親会
イベントの最後は1階のお部屋に移動して懇親会です。
参加者のみなさん、スタッフも一緒に軽食をとりながら、お互いのカメラや写真の話で盛り上がりました。

あるテーブルでは、三重の美味しいものとして鰻や松阪牛のお店の話題や、内田さんがスライド&トークの質問タイムでもお話しされていた、自転車で写真を撮ることの面白さの話から、ぜひGR自転車部の三重支部を!という話題で盛り上がっていました。自転車と美味しい食べものと写真、とっても楽しそうです。
 

3つのテーブルにわかれていましたが、内田さんも各テーブルをまわって色んなお話をしていただきました

参加者全員で恒例の記念写真

そしてこちらも、GR meet 恒例、みんなのGRです。個性が光っていますね

 
最後に、内田ユキオさんのコメントと作品をご紹介します。

 
<内田ユキオさんより>
 
前に呼んでもらったのが初回の新潟で、コロナ禍でのイベント開催を模索している時期でした。今回の三重は五類になって「以前のように・・・いや、新しい伝説を作っていこう」というタイミングで、とても楽しみにしていました。
リピーターがいたり、県外からの参加者が半数以上もいるなど、GR meet 47の成長が感じられたのも嬉しかったです。
会場周辺は風情や景観を楽しむところではないので、木々の輝きと色、建築、オブジェなどを、感情を加えて写真を撮っていくチャレンジを推奨。前日が嵐で、当日は快晴だったため新緑が目に染みます。トーク部分では「光で描く→光で書く」というプレゼンをやりました。

マスクはあっても、身を乗り出して写真を見ている感じが伝わってきて、写真にも個性がありました。撮影の意図や質問など声が多かったのが嬉しくて、ぼくはネクラでオタクだけれど写真のそばに笑い声があるのが好きです。
地元の人からは「伊勢や志摩のように風光明媚な三重の誇りがあるのに、行政の中心で(悪く言えば個性がない)津での開催を悔しく思う声も聞かれました。せっかくのイベントだから、みんなに素敵なところを見てほしいと思うのは当然ですよね。
そんな人たちにはGR tripがあります。開催地と撮影プランを自分たちで決めることができますから、ぜひGRチームを呼んでください。僕が行けたらいいな。

 

GRフラッグと内田ユキオさん

 
内田ユキオさん、前日の撮影や配信からイベント当日も長時間ありがとうございました!

写真はもちろんのこと、音楽や文学など様々なジャンルの話を交えたお話がとても楽しかったです。私個人的には、別々に会場を後にしたはずが、名古屋からの同じ新幹線でばったり内田さんにお会いしたのもいい思い出になりました。
ご参加くださったみなさんも本当にありがとうございました!いつかGR tripでみなさんと再会できたら最高ですね。

そして、会場として使わせていただいた三重県総合文化センターのみなさん、ありがとうございました。


なお、先日(8/4)実施しました、内田ユキオさんの使い方講座 応用編講座「GR III & GR IIIx Summer Edition ~テーマを持ったセッティング~」は、 GR公式LINEのトーク画面下、メニュー表示の「使い方講座」内よりアーカイブ配信をご覧いただけます。

写真が好きな方ならどなたでも楽しめる講座かなと思いますので、よかったら見てみてくださいね。

※GR公式LINE友だち登録者限定視聴となります。
 

三重県総合文化センターのエントランス。サツキが満開でした。警備員さんも暑い中お疲れ様です

内田さんが一番美味しいとおすすめ 千寿さんの「めいふつ天むす」は三重が発祥なのだとか。
内田さんからスタッフに差し入れをいただきました。ありがとうございました!出来立てのまだあたたかい天むすは感動のおいしさでした!

Photo by 内田ユキオさん 「ついに開店の瞬間」

 
★これまでの「GR meet 47」
・GR meet 47関連一覧
 https://www.grblog.jp/article/?tag-name=47


(にしむら)
 




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