JPEG画質調整でコッテリ写真(いなば)

2023.02.21 BLOG

こんにちは、いなばです。

皆さんは普段JPEGで撮影していますか?それともRAWやRAW+ですか?
私はJPEGメインで撮影しているのですが「別のイメージコントロールで撮ればよかったなぁ」と思う事が時々あります。
そんな時に、撮影した写真を少しでもイメージに近づけようとしてお世話になるのが「JPEG画質調整」です。

GRにはJPEG形式で撮影した写真を、カメラ内で後から明るさ/彩度/色相/コントラスト/シャープネスを調整できる「JPEG画質調整」機能が搭載されています。
MENUボタン→再生設定→JPEG画質調整 で選択できますが、再生時に動画/無線ボタンを押すか、タッチパネルを長押しする事でカンタンに呼び出すことも出来ます。

この「JPEG画質調整」ですが、ある時に間違えて調整を掛けた写真に、もう一度調整を掛けてしまったことがありました。
「おっと間違えた」と思ったのですが、たまたまブリーチバイパスで撮っていた写真だったので独特の色合いになり「これは面白い写真表現が出来るかもしれない」と、早速チャレンジしてみました。

GR III Avモード F6.3 SS1/4 ISO100 EV-1.0 AWB ブリーチバイパス JPEG画質調整

かなりコッテリした写真になりました!
ベースとなるブリーチバイパスの写真はアンダー寄りで撮る方が良いですね。露出がオーバーな写真よりもアンダーの方が、今回の「JPEG画質調整」での調整方法に合っている様です。
また被写体も屋外の場合は夕方頃が、よりコッテリした写真になりやすいです!

GR III Avモード F6.3 SS1/4 ISO100 EV-1.0 AWB ブリーチバイパス JPEG画質調整

いやぁ、まさに「JPEG画質調整」増し増しですね。
彩度とコントラストを最大にして2回調整を掛けているので、予想以上にコッテリした写真になりました。またブリーチバイパスをベースにしているので彩度アップによる色味も独特になりますね。

実際の「JPEG画質調整」増し増し写真の作成方法はこんな感じです。
まずはブリーチバイパスでアンダー気味に撮影します。ちょっと暗いかな位が良いと思います。

GR III Avモード F6.3 SS1/4 ISO100 EV-1.3 AWB ブリーチバイパス

撮影した写真に1回目の「JPEG画質調整」を掛けます。
彩度とコントラストは「+4」でその他はお好みで調整してください。私は色相を「-1」明るさを「+1」にすることが多いです。

JPEG画質調整:1回目

さぁ「JPEG画質調整」増し増しの2回目です。
1回目と同じ様に彩度とコントラストは「+4」にして、明るさや色相やシャープネスはお好みで調整します。

JPEG画質調整:2回目

かなりコッテリした写真になりました。色味も独特ですね。
淡い階調部分は若干トーンジャンプしてしまいますが、SNS等で使う分には十分な画質だと思います。また、意外と言ってはなんですが「JPEG画質調整」は画質劣化がかなり少ないなと感じました(さすがに2回掛けると等倍鑑賞では分かるかもですが...)

ここまで写真を画質調整してしまうと好き嫌いが分かれるかと思いますが、私は写真の表現は自由だと思っているので「これもアリかな」と言うか「面白い!」と思っています。
皆さんの中に「自分は好きです!」と言う方がおられましたら、私宛に励ましのお便りを!

GR III Avモード F4.5 SS1/1000 ISO400 EV-0.3 AWB ブリーチバイパス JPEG画質調整

この写真は明るい時間に撮影しましたが、雑踏付近が影になって暗かったので「JPEG画質調整」でコッテリ感が出せました。やはり若干アンダーな写真をベースにした方が上手く行きそうですね。

今回は撮影後の写真をカメラ内の「JPEG画質調整」機能を使って面白い写真表現をする試みでしたが、皆さん如何でしたでしょうか?
GRにはその他に「レベル補正」や「ホワイトバランス補正」の様に、撮影後の写真を調整する機能が搭載されていますので、撮影した写真を後から調整してみたら面白い写真表現が見つかるかもしれません。是非、試してみて下さいね。

それではまた!

(いなば)



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