ライブハウスでスナップ(いなば)

2022.10.31 BLOG

こんにちは、いなばです。

普段スナップ撮影以外ではミュージシャンのライブ写真を撮っているのですが、ライブ撮影の機材は基本一眼レフですね。
以前はライブハウスの受付で「いなばさんですね?」と言われて、いきなり撮影許可証を渡されることもあったので、撮影の有無に関わらず必ず一眼レフ一式を持参してライブに行っていたのですが、最近は事前に撮影依頼の無いライブに行くときは身軽な恰好で行っています。

そう、GRのみ持参です!

結局カメラ持って行ってるじゃん!と言われそうですが、それでもホントに身軽に参加できますね(テレコンバージョンレンズ持参でも身軽!)
そしてGRはライブに集中しつつ、撮りたい時にサッと取り出して撮影できるので、スナップシューターの面目躍如です。

GR IIIx Avモード F2.8 SS1/100 ISO1250 EV0.0 AWB スタンダード テレコンバージョンレンズ GT-2使用

今回は多方面で活躍されているベーシストさんをGRで撮らせて頂きました。
撮影データを見て頂ければお分かりと思いますが、露出補正していません。実は測光モードにハイライト重点を使っています。

以前はスポット測光と露出補正を併用して撮影する事が多かったのですが、それでも大きく白飛びする事が時々ありました。
ハイライト重点を使う様になってから白飛びはほぼ解消され、撮影中は構図に集中できるようになって助かっています。

GR IIIx Avモード F2.8 SS1/100 ISO1250 EV0.0 AWB スタンダード テレコンバージョンレンズ GT-2使用

依頼されて撮影するライブ写真の場合はシャッタースピードをもっと上げて撮りますが、スナップ的に趣味の延長で撮る場合は多少のブレも躍動感があって好きなので、こういった写真も大好物です。
演奏する指や髪の微妙なブレがライブ感を写真にプラスする感じですね。

ミュージシャンのソロパートの演奏時はスポットライトが当たる事が多いので、ハイライト重点は大きく白飛びすることが少なく、この測光モードに任せっきりです。

GR IIIx Avモード F2.8 SS1/100 ISO1000 EV0.0 AWB スタンダード テレコンバージョンレンズ GT-2使用

ライブのMCの場面では、更にスポットライトが当たる事が多いのでハイライト重点大活躍です。明るい部分のディテールが保たれるので、ステージ上のミュージシャンが浮かび上がる感じが出て良い雰囲気です。

また、テレコンバージョンレンズGT-2を使ってライブ撮影していると、精細な描写から光学性能の良さを今更ながら再認識しています。
そんなテレコンを付けてもカメラ全体の大きさが小さいので、ライブ中も邪魔になる事が無くライブを楽しみながら撮影出来るので良いですよ!

GR IIIx Avモード F2.8 SS1/100 ISO4000 EV-0.3 AWB スタンダード テレコンバージョンレンズ GT-2使用

上の写真は別のライブハウスでのライブ写真です。照明はライブハウスごとに光源やミュージシャンへの当て方が結構違うので、ハイライト重点であっても多少の露出補正は必要ですね。

この写真もMCのシーンでスポットライトが当たっている状態ですが、照明の当たり方がチョット強めに感じたので、露出補正を僅かにマイナスにしています。

GR IIIx Avモード F2.8 SS1/125 ISO6400 EV0.0 AWB スタンダード テレコンバージョンレンズ GT-2使用

今回の写真は全てJPEG撮影で撮影後にカメラ内で「JPEG画質調整」「レベル補正」「トリミング」を行っていますので、色に関しては記憶色っぽい調整をしていますがGRでも十分にライブの雰囲気が伝わる写真が撮れるので、今後はGRだけでも良いかなと最近思っている今日この頃です。

測光モードのハイライト重点はライブ撮影で大活躍ですが、屋外のスナップにおいても明るい部分のディテールを残したい明暗差のあるシーンでは非常に有効なので、使用した事が無い方は是非一度使って見て下さいね。

今回は、ライブハウスと言う特殊な照明環境での撮影でしたが「GRやるじゃん」と改めて思ったお話でした。それではまた!


Special thanks
星野 李奈:ベーシスト/作編曲家
Twitter : @rina0711hoshino
OFFICIAL WEBSITE : https://www.rina-hoshino.com/

(いなば)



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