GR SNAPS Vol.11 結果発表!

2022.03.10 BLOG

GR SNAPS Vol.11の結果発表です!

今回は「ストリートスナップ」をテーマに、安達ロベルトさんとTomas H. Hara(トーマス・ハラ)さんに審査をお願いするという特別企画でしたが、なんとなんと、3,500件以上にも及ぶ投稿をいただきました!す、すごい!!

ホントにたくさんの投稿・参加をいただき、ありがとうございます。
そして、この、ものすごい数の中から、お二人には「9作品」を選んでいただきました!

この「9作品」、GR officialでの紹介はもちろんなのですが、今回はさらに、本日発表させていただいた「GR IIIx Urban Edition」を含む、GRのSpecial Editionページでも掲載させていただいています。

ぜひ、そちらも合わせてご覧いただけたらと思います!

ということで、さっそく選定作品とともに、お二人からのコメントも合わせてご覧ください!
 
 
 
★onemorepanicさんの作品
・シャボン玉なのか、子どもがそのなかに入って遊んでいるように見える朗らかな情景が、子ども時代の楽しかった思い出や、シューマンの名曲を思い出させてくれます。(Robert)

・見る人の好奇心を掴むストーリーがとても高いレベルの形でフォトグラファーから背景までの一直線の上で繰り広げられています。スクエアに仕上げていることも完成度に加点していますね。(Tomas)

 
 
★lfredssonさんの作品
・光と通行人の、2度と見ることのない一瞬のマリアージュ。それを美的に捉えています。GRによるスナップシューティングの醍醐味がよく表わされている作品です。(Robert)

・さり気なく、そしてとてもシンプルではありますが、貴重な瞬間を捉えた素晴らしいスナップです。写真全体が少し傾いていることが、フォトグラファーの瞬発的な行動を想像させてくれます。(Tomas)

 
 
★imk_aiさんの作品
・おそらくまだペイント途中の横断歩道と人物を、28ミリのパースを使いながら、シンプルに、でも大胆な構図で捉えた作品。普段からよく考えながら撮っているフォトグラファーだと感じます。(Robert)

・全体的に無駄のない、ストイックな画にまず目を惹かれました。さらにストリートの不完全な表情がこのようにカッコよく記録されていることも、魅力的で美しく感じます。(Tomas)

 
 
★mahkeoさんの作品
・青空の下、パリの街でスケートボード。そのワクワクがダイレクトに伝わってくる作品です。一瞬の動きの面白さ、それをGR IIIxで捉えたスナップショットです。(Robert)

・三枚構成のシリーズのようですがもっとも画に力を感じたこの一枚をセレクトしました。まさに一瞬の時を切り取った感じですね。パリの街並みを背景にエネルギーを燃やす若者の日常が見れて素敵です。(Tomas)

 
 
★adamjaredpicsさんの作品
・階段とエスカレーターの水平のラインと、影の垂直のラインが交差しているところに、人物が通る。その面白い場面にしっかり対峙しながら撮っているところが素晴らしい。(Robert)

・ロケーションの力を借りている面もありますが、シャッターチャンスの場所と時間の発掘はフォトグラファーの努力の結果であると感じ取れる一枚です。シーンを最大限活かす丁寧な撮り方に敬意を送ります。(Tomas)

 
 
★haradanyさんの作品
・80年代のMTVを想起させる街の光、人物の服装、表情に、当時全世界が憧れていたものと共通するきらめきを感じました。それを2022年にGR DIGITAL IVで撮っているところが素敵です。(Robert)

・シーン、色、光、なにかと主張の強いスナップですが、絶妙にバランスがとれており魅了される不思議な作品です。撮影は2022年なのに使用GRは GR DIGITAL Ⅳ…やはり只者ではないです(笑)。(Tomas)

 
 
★kalinku_doveさんの作品
・工事現場の光なのか、中心の赤く左右に光るライトを中心に、全体を赤でシンプルにまとめ、見る者の想像力を刺激する作品です。光にたいして敏感なフォトグラファーだと思いました。(Robert)

・ストリートスナップは言わば街に飛び出す宝探しのような時間です。同じ街でも昼と夜では出逢える宝が全く異なります。ストリートスナップのそういう面白みを、シンプルかつ印象的に伝えてくれる作品ですね。(Tomas)

 
 
★wa7ker__さんの作品
・この手のマネキンの写真はよく見るのではじめは見逃していたのですが、手前のバイクのバックミラーに映る街、ショーウィンドーの光、セルフィーなど、多層的に面白い作品であることを次第に発見していきました。(Robert)

・ストリートxマネキンの組み合わせは世界共通の標的のようです。その中でもこの作品は一見モノクロにみえてカラーのアクセントが潜んでいたりと、仕掛けがいくつか散らばめられており見入ってしまいます。(Tomas)

 
 
★gr3_shooter_jacobさんの作品
・アーバンという言葉から想起することはその人それぞれ違うと思いますが、このフォトグラファーのそれは、この作品ように蒼く静謐なのではないかと思い、その美的感性に共感しました。(Robert)

・今回選定した作品の中でもっとも静かな一枚です。あまりの静けさと孤独感に撮影時のフォトグラファーの息や体温まで伝わってきます。この作品はプリントし、周りになにも置かず展示して堪能したい、そんな一枚です。(Tomas)



<総評コメント>

・安達ロベルトさんより
優れた作品がたくさんあり、選考はいい意味でむずかしかったです。惜しくも選から漏れた方は、単に審査員の趣味から外れていただけだと思って今まで通り楽しくスナップを続けてください。トーマスさんは私と当然好みが違いますから、見逃していた作品をたくさん彼から教えてもらい、あらためて写真の面白さを感じました。いい作品なのに、テーマから外れていたり、募集期間以前に投稿したものにハッシュタグだけ加えた作品は、選考から外しました。 

・トーマス・ハラさんより
たくさんのご応募ありがとうございました。今回のテーマを「待ってました!」と世界中のGRファンが声を上げたはずです。過去最多の応募数が集まったと知り、GRとストリートスナップの切っても切れない関係を改めて実感しました。審査においてはストリートスナップとしての作品の内容と完成度、一人のストリートフォトグラファーとしての共感性などをセレクションの判断要素として取り入れました。ストリートスナップが持つ豊かな表現力をご堪能ください。


 
選ばれたみなさん、おめでとうございます!

なお、GRのSpecial Editionページのイメージムービーも、ロベルトさん(撮影・編集・作曲)とトーマスさん(出演・作品撮影)にご協力いただいております。上記9作品と合わせて、ぜひご覧くださいね。


 
最後に、お二人の審査時の様子をちょこっと。
2月某日、およそ4時間にわたり、作品選定をおこなっていただきました。

3,500件を越える作品から、お二人がそれぞれ選んだ数十作品をお互いに見ながら、選んだ理由などを語りつつ絞り込み。でも、やっぱり、、、と復活する作品もあったり。お二人のそれぞれの視点が興味深い!

「とても見応えがあり、楽しかった!」とのこと。お忙しいところ、ありがとうございました!

 
審査を引き受けてくださった安達ロベルトさん、トーマス・ハラさん、長時間にわたり、ありがとうございました!


今回も多数のご投稿、本当にありがとうございました。
今後も、GR SNAPS応募期間でなくても、ぜひ「#grsnaps」をつけてご投稿ください。素敵な写真は、RICOH GR 公式 Instagramで日々リグラムさせていただきます!

また次回をお楽しみに!

 
 
 
 
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