GRでこだわりの画作りを (朝倉)

2021.11.02 BLOG

こんにちは、朝倉です。

僕は撮影時の記録形式を必ず「RAW」で撮ります。
「RAW+」ではなくてRAWオンリーに設定しています。
というのも、僕は撮影時にイメージコントロールやホワイトバランスを変えることはあまりせず、シャッターチャンスを優先に写真を撮って、後からじっくりカメラ内RAW現像で画作りをしていくので、JPEGは必要なく、RAWオンリーで撮っています。
あらいたさんも先日の記事の中で言っていましたが、GR IIIxとGR III(最新ファームアップしたもの)では、そういった再生時の画像編集機能が今まで以上に充実しました。

今回、カメラ内RAW現像において、
①イメージコントロール等の設定変更時の画面切替わり時間が短くなった
②RAW現像後に「継続」が選択できるようになった
という2つの深化がありました。この2つのおかげで、カメラ内RAW現像が、更にやりやすくなりました。

今回は、僕がいつも撮影後にしている、自分のイメージに近づける画作りの過程についてお話したいと思います。

まずは画作りの基本となるイメージコントロール選び。
撮影時、僕は基本的に「ポジフィルム調」で撮ることが多いのですが、あくまでそれはベースで、最終的なイメージコントロールはカメラ内RAW現像時に決定します。

GR III,Pモード,ポジフィルム調,ISO200,1/200sec,F3.5

これはデフォルト設定のポジフィルム調で撮った元写真。
このままでも良いかなと思ったのですが、この写真を撮った瞬間、少し俯きながら歩く女性と奥から射し込む光が印象的だったので、もう少しそのイメージに近づけようと、イメージコントロールをいろいろと変えてみました。

一枚目がブリーチバイパスで二枚目がソフトモノトーン、三枚目がハイコントラスト白黒です。
今まで、カメラ内RAW現像の操作画面上でイメージコントロールを切り替えると、ワンテンポ遅れて表示されていたので、どのイメージコントロールにするか考える時に、そのタイムラグが気になっていました。
それが解消されたことによって、イメージコントロールの違いをパパッと見比べることができるようになったので、画作りが各段にやりやすくなっています。

ブリーチバイパスとソフトモノトーンがイメージとも合っていて、最初のポジフィルム調と迷ったのですが、結局この写真ではポジフィルム調をベースに更に画作りを追い込んでいくことにしました。

続いて詳細設定から、ポジフィルム調の各パラメーターを変えていきます。

この画作りでポイントに考えたのは、シェーディングで周辺の光量を落とすことと、ハイライト部分が白く飛ばないように、コントラストを押さえつつ、暗部をマイナス側に振ることでシャドー部をグッと締まらせることです。
こうすることで、より被写体の女性に視線が行くような写真になったと思います。

このあたりの調整は、RAW現像後に「継続」が選択できるようになったことにより、少しずつパラメーターを変えて現像⇒保存、現像⇒保存を繰り返してできた写真を比較できるので、これもまた画作りがしやすくなりました。

次にホワイトバランスで全体の色をどうするか決めます。
この薄暗い通路の雰囲気と物悲しい女性の雰囲気を表現するのに、プリセットの太陽光をベースに、ホワイトバランス微調整でBlue +5、Green +5の調整を加えました。

そして最後は、トリミングで画面を整えて、出来上がり。

というわけで、今回は朝倉がいつもしている、カメラ内での画作りについてのお話でした。

撮影後にカメラ内で画作りをするのは、やはり、撮影中はシャッターチャンスに集中したいからというのが一番大きいですが、それに加えて、こうやっていろんな画作りの可能性を楽しむことができるというも大きな理由です。
撮影中と撮影後、二度楽しみがあるというのは、なんだか得した気分になれます。
GR IIIxとGR IIIでは、今まで以上に快適に、撮影後の画作りができるようになったので、是非皆さんもお試しください。
それでは、また。

(朝倉)

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