GR IIIxで嬉しい発見(任三郎)

2021.10.11 BLOG

こんにちは、任三郎です。
GR IIIxが発売されて10日ほど経ちました。
SNS等で、購入した人の喜びの声や、撮った写真を拝見させていただいております。
続々とすごくいい写真が上がってくるんですよね。
皆さん順応が早いなぁ、、、と、日々驚かされてます。

GR IIIx, P, 1/500sec, F5.6, ISO200

ぼくは9月の初旬ごろから試作機を貸していただいているんですが、いまだ被写体とのちょうどいい距離を測れていないのか、うまくなじめていない感じです。
カメラを構えると、モニターに映る被写体が想像よりも被写体が大きくて、二,三歩後退する、ということがしばしば。

(1枚目)GR IIIx, P, 1/100sec, F2.8, ISO 3200
(2枚目)GR IIIx, P, 1/100sec, F2.8, ISO 25600, EV-0.7

上の1枚目の写真は、自宅で作ってもらったごはんの一皿を撮ったものですが、
目の前のお料理を俯瞰で撮ろうとするとき、28mmの画角だったら着席したままカメラを目線の高さくらいにすれば撮れた構図だと思いますが、
この写真を撮ったときは、被写体とカメラとの距離をとるために席から立ちあがって撮りました。
自宅での食事だからいいけど、外食でこれやるのは少々気が引けますよね。

2枚目は等々力陸上競技場の外の公園にある、北村西望 作『健康美』の像です。
趣味のパブリックアート収集でこんな写真をよく撮りますが、
この像はすごい大きいし高い台座に載ってるので、かなりの距離をとる必要がありました。
日中だったら、道行く人に気を遣わせてしまっていたんじゃないかと思います。

と、ちょっとネガティブなことを感じつつ「10年以上GRを使い続けたおかげで、体で被写体との距離を覚えていたんだなぁ」と、無性に嬉しくなりました。


この1か月ほどで撮った写真をまとめて眺めてみて感じたのは「縦位置の写真が増えた」ということです。
おそらく、被写体との距離が詰まっていて被写体の上下が見切れるのを、縦位置にしてフレームに入れる、ということをしてるんだと思います。
それに、縦位置にしたほうが奥行き感を表現しやすいんだと思います。

(1枚目)GR IIIx, P, 1/500sec, F5.6, ISO 640
(2枚目)GR IIIx, P, 1/125sec, F3.2, ISO 400, EV+0.3

クロップすれば画角71㎜相当で撮れる、というのも嬉しいです。
遠くにある小さな被写体は早々に撮るのを諦めてしまっていたものが撮れるようになったので。

GR IIIx, P, 1/160sec, F3.2, ISO 200

僕が苦手とする被写体のひとつが猫。
猫を撮ろうとして近づいていくうちに、たいてい逃げられてしまいます。
でも71㎜ならだいぶ離れたところからシャッターを切っても、かなり近くで撮ったかのように撮ることができます。

GR IIIx, P, 1/3200sec, F7.1, ISO 640

自分が撮った写真なんだけど、だれか別の人が撮ったような写真にも見えて、すごく新鮮。
我ながら、ちょっと上手くなった?なんて思ったりして。
僕にとってGR IIIxは、嬉しい発見をたくさん与えてくれるカメラです。

これまでGRシリーズを使い続けた人にとっては、カメラ自体の重量感とか触り心地、操作感は全く変わらないと感じると思います。
でも、GR IIIxを持ったらきっと自然と、自分の撮った写真の雰囲気が変わっていることに気付くんじゃないでしょうか。

皆さんの感想を聞ける機会があったら、ぜひ聞いてみたいです!

(任三郎)

※写真はすべて試作機で撮影しています

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