GR IIIx で撮る花と生き物 (みにゅう)

2021.09.21 BLOG

こんにちは、みにゅう です。
GR IIIx が発表されて約2週間、あちこちで話題になっていますね。この新モデルはレンズが40mm相当ということで、どんな撮影体験ができるのか、僕もワクワクしています。

GR III と比べてスペック上はレンズの焦点距離以外、目立った違いはありません。見た目も大きさも操作性も同じ。これはもう、触って撮影してみるしかないですね。
とにかく撮ってみよう!
試作機を入手して、さっそく近所のお散歩にゴー!

GR IIIx, P mode, 1/500sec, F5.6, ISO200, EV+2.7

これは握りこぶし程度の花(アフリカハマユウ)。いいな、と思ってぱっと構えたときにそれだけで花と空のバランスが良く画面に収まりました。
GR III だとここからもう一歩二歩、フレーミングを考えながら踏み込んでいく距離感なのですが、相対的な画角の狭さが「対象に注目して見ている感じ」に近いという印象です。あっさり一呼吸少なく撮影できちゃった、というか。

GR IIIx, P mode, 1/250sec, F4.0, ISO200, EV-1.7

花の並びをどこまで入れようか、背景をどう整理しようか、というところで画面構成のしやすさをこの写真でも感じました。(センニンソウ)

夏から秋へ季節の変化を感じさせる草花が目に入ります。(ヒガンバナ)
赤い花色が自然に描写されています。

GR IIIx, P mode, 1/125sec, F2.8, ISO100, EV-1.0, マクロモード

雨の日に、クモの巣に付いた水滴がキラキラしていました。
フォーカス部の糸と水滴のシャープさ、前後アウトフォーカス部のなだらかなボケ具合がいい。

GR IIIx, P mode, 1/50sec, F2.8, ISO100, EV-1.0

生き物を撮影するときは、相手に意識されず、逃げられないことがまず注意すべき点です。そこで画角が狭いことは距離をとるのに有利となります。クロップ機能を使うとさらに利点が増します。
(GR IIIx ではクロップ2段で71mm相当の画角が得られます)

敏感なカナヘビにここまで近づけました。左目でちらっとこちらを見ています。
(が、この直後に逃げられました!)

GR IIIx, P mode, 1/250sec, F4.0, ISO100, EV-0.7, クロップ71mm

今回、テレコンバージョンレンズ GT-2(11月下旬発売予定)も試用してみました。
レンズ装着で(クロップ1段)75mm相当、クロップ2段で107mm相当の焦点距離となり、より一層ワーキングディスタンスをとっての撮影が可能となります。マクロ撮影時に威力を発揮してくれそうです。

GR IIIx, P mode, 1/125sec, F2.8, ISO100, EV±0.0, クロップ71mm, マクロモード, テレコンバージョンレンズGT-2使用(約107mm相当)

寝ている猫も起こしません。無防備な寝姿が、か、かわいい…。

GR IIIx, P mode, 1/30sec, F2.8, ISO400, EV+0.7, クロップ50mm, テレコンバージョンレンズGT-2使用(約75mm相当)

GR IIIx は初めのうちこそ GR III との距離感・画角感の違いを感じましたが、何十枚か撮影しているうちに馴染んできて、慣れてしまえば「あれを撮りたい」という直感から撮影までがより近くなるカメラだと思いました。
でもまだ入り口。もっともっと撮りたくなります。GR III とともに使い込んでいこうと思います。

* * * * * *

発売日の10月1日まであと10日。
引き続き、ブログライターからの GR IIIx 紹介も続きますので、お楽しみに。
あ、9月25日(土)開催の GR meet online Vol.3 もお忘れなく!
事前申し込み制ですので、まだの方はぜひ。イベント当日まで申し込み受け付けています。

それではまた。

(みにゅう)

*写真はすべて試作機で撮影しています。

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