「時間」を写真に残す (いなば)

2021.09.02 BLOG

こんにちは、いなばです。

先日のあらいたさんのブログでスローシャッターの記事(コチラ)が掲載されたときに「あちゃぁ、先越されたー!」と思ったんですが、気を取り直して今回はスローシャッターを利用した別の切り口の写真のお話です。

カメラは被写体の一瞬を写し込むだけでなく、スローシャッターによって被写体の「時間」も写真に収める事が出来ます。

GR III Avモード F3.5 SS1/10 ISO100 EV-0.7 AWB ハードモノトーン クロップ35mm

この写真は被写体の1/10秒間の「時間」を1枚の写真に残したことになりますね。
写真を撮るという事は、たった1枚の写真で「時間」までも残すことが出来る。そう思うと不思議な気持ちになります(自分だけかな?)

但し、この写真は場所を見つけて構図をある程度決めて、自分はシャッターチャンスが来るまでジッとしてるんですよね。つまり撮影している自分には動きが無いって事になります。

GR III Tvモード F8.0 SS0.5" ISO200 EV-1.0 WBマルチパターンオート ブリーチバイパス

失敗写真登場!
いやいやいや、この写真は動いている被写体を自分も動きながら撮影した結果です。

被写体の動いている「時間」と撮影者である自分の動いている「時間」が1枚の写真に残すことが出来たと考えると、何だか不思議な写真に感じませんか?

手振れ写真と言われてしまうと言い返す言葉が無いですが(やっぱり失敗写真か?)この写真には0.5秒間の被写体の「時間」と一緒に、自分の「時間」が残った写真だと思うとアリだと思っています。

GR III Tvモード F5.6 SS0.5" ISO100 EV-1.7 WBマルチパターンオート ブリーチバイパス

この写真は横断歩道を渡りながら撮影した写真です。
撮影している自分の「時間」が写真に残ると、ちょっとドキュメンタリーっぽいナマな感じがしますね。
ここまで行ってしまうと好き嫌いがハッキリ出そうな写真ですが「こういうの好き!」という方がおられましたら、いなば宛に励ましのお便りください...笑

GR III Tvモード F16 SS1/4 ISO100 EV-1.0 WBマルチパターンオート ハードモノトーン NDフィルターON

やっぱりスマートに撮影者の「時間」を残した写真の方がクセが少ないかな?
歩道のブロックが程よく流れて、動きながら撮影している「時間」が分かり易く写真に残ってますね。

最近はなかなか外に出る機会が減りましたが、たまに外出する時はポケットにいつもGRを入れているので「撮りたいなっ」と思ったら止まらずに撮ってしまう撮影スタイルが、今回紹介した写真を量産してしまってるのかもですね。

皆さんもチャレンジしてみませんか?

ラストの写真は路地裏を歩きながら撮ってみたら、異世界に吸い込まれてしまいそうな写真になったのでご紹介。

GR III Tvモード F13 SS1/4 ISO100 EV-1.0 WBマルチパターンオート ブリーチバイパス

GR III Tvモード F14 SS1/4 ISO100 EV-1.0 WBマルチパターンオート ブリーチバイパス

今回の記事はタイトルに ”「時間」を写真に残す ” なんて大それた事を書きましたが、皆さん気が付きましたね。

流し撮りでしょ?

えぇ~っと、、、原理的には同じですがカメラだけではなく撮影者自身が動いてるって事で、ちょっと違うと思って下さい(同じかな?)

最後がグダグダな言い訳になりましたが、スナップ撮影はどんなスタイルでもアリだと思っているので、皆さんドンドン写真を撮りましょう!
皆さんの中に「こんな撮り方もしてるよ」って事がありましたら、コッソリ教えてくださいね。

それではまた!

(いなば)

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