モノトーンの空 (いなば)

2021.06.25 BLOG

こんにちは、いなばです。

GR IIIのイメージコントロールにはモノトーンの種類が充実していますが、皆さんはどのモノトーンが好きですか?
ライターの任三郎さんもこの前のブログ記事でモノトーンのお話をされてましたね(こちらも楽しみな展開:任三郎さんの記事は コチラ

私の場合ですが、チョット癖のある描写をするハードモノトーンが大好きでユーザーモードに登録しています。

GR III Avモード F8.0 SS1/200 ISO200 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン

空が真っ黒ですね。夜じゃないですよ。
フィルム撮影の経験がある方はピンとくると思いますが、ハードモノトーンは赤外撮影した様な青空の描写をします。この写真では、木々やひょっこり顔を出している高層ビルが明るく描写されていて、赤外写真感がより強調されていますね。

私はこの何とも言えない描写にハマってしまっています。
特に青空を背景に強調したい被写体があると、ハードモノトーンをセレクトして「やり過ぎじゃない?」と言う位の描写をしたスナップ撮影をしています。

GR III Avモード F2.8 SS1/1250 ISO100 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン 撮影後カメラ内レベル補正

GR III Avモード F2.8 SS1/800 ISO100 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン 撮影後カメラ内レベル補正

恥ずかしくなるくらい何を撮ろうとしたか分かっちゃいますね。
でも青空を暗くする撮影には注意点があります

真っ青な空じゃないと赤外写真っぽさがイマイチ。。。

GR III Avモード F2.8 SS1/2000 ISO100 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン

薄い雲が多かったり、太陽に近い方向や地平線付近の青空の色が薄いところでは暗くならずに本来のモノトーン描写に近くなります。
と言う事は。。。。青空の色が薄いところは露出補正でアンダーにすれば暗くなるのではと思ったアナタ!大正解です。

下の写真の青空は、地上に近い部分が薄いために明るい描写になっていますが、実は露出補正を利用して明るい部分を空全体のどの高さまで明るくするかコントロールしています。

GR III Avモード F2.8 SS1/2000 ISO100 EV+1.0 オートWB ハードモノトーン 撮影後カメラ内レベル補正

暗い空と明るい空の境目が露出補正によって動かせるので、自分の表現したい位置に調整できて面白いですよ。
初めてこの操作をした時は、明暗の境目が自分の意図通り移動できるのが楽し過ぎて、大きく青空を入れた写真を撮りまくってしまいました。

GR III Avモード F2.8 SS1/2500 ISO100 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン

ハードモノトーンの空の世界を皆さんも是非チャレンジしてみて下さいね。
そして新たな発見があったら、こっそり教えてください 笑
人物との組み合わせも楽しそうなので、私も色々とチャレンジしてみたいと思います。

GR III Avモード F3.5 SS1/500 ISO200 EV+1.0 オートWB ハードモノトーン

ラストの写真はオチではないですが(あやしい)今回はハードモノトーンの空の描写についてお話させて頂きました。
モード縛りで各ライターが撮影した写真を持ち寄るのもチョット面白そうですね。今度提案してみよう!

それではまた!

(いなば)

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