50mmクロップでお散歩撮影 (任三郎)

2021.01.19 BLOG

こんにちは!任三郎です。
「ふだん使わないモード(設定)でお散歩撮影」の第三弾は「50mmクロップ」です。

僕がクロップ機能を使っていなかったのは、「広角28mmレンズであることこそGRの長所だから」と思っていたからなんですが、、、GR officialのライターメンバーはクロップ機能を「よく写るから普通に使うよ!」と口をそろえて言ってました。
確かに、50mmクロップを使った場合の画像の記録サイズが最大 7M(3360x2240)ですから、画質は十分なんですよね。この利点を活かして、いわゆる標準レンズの視野でいつもとは違ったスナップ撮影にトライしてみるのも面白いかも。28mm広角だけに変にこだわらないで、積極的に使わないとむしろ勿体ないと思いました。

まず使いどころとしてわかりやすいのは、離れた被写体をグッと引き寄せたいとき、になると思います。

1枚目:Pmode, ISO100, 1/250sec, F2.8, +0.7EV, ポジフィルム調, 50mmクロップ
2枚目:Pmode, ISO100, 1/2500sec, F2.8, +0.0EV, ポジフィルム調, 50mmクロップ

次に、小さいものをより大きく撮りたいとき。

1枚目:Av mode, ISO500, 1/15sec, F4.5, -0.7EV, ポジフィルム調, 50mmクロップ, マクロ
2枚目:Av mode, ISO100, 1/40sec, F2.8, +0.0EV, ポジフィルム調, 50mmクロップ

50mmクロップ+マクロモードで撮影すると、よりいっそう被写体に接近して撮影したような写真になります。
みにゅうが昆虫の撮影でよく使っていて、設定や撮り方について以前のこちらの投稿で説明していますので、どうぞご覧ください。

今回意外にいいなぁと思ったのは、遠景を撮った場合のものです。
28mmと50mmクロップとで同じような構図の写真があったので見比べてみました。

1枚目:Av mode, ISO00, 1/30sec, F2.8, +0.7EV, ポジフィルム調
2枚目:Av mode, ISO100, 1/250sec, F2.8, +0.0EV, ポジフィルム調, 50mmクロップ, WB 晴天

どちらも階段の上から見える景色を撮影したものです。28mmの画角の方が高低差や眺めのよさが感じられる一方、50mmの方は高低差だけでなく周辺の樹木にも注目しやすい写真になっています。
階段の周りに満開のサクラや紅葉したイチョウやカエデがあったらいい感じに撮れるかも、、、またの機会に試そうと思います。

散歩しながら撮るときは、いろんなものや景色に出会いますから、撮る物や状況によってフィットする画角はこまめに切り替えられるようにしておくとよいですね。
オススメ設定は、GR本体の側面にあるボタン([動画/無線]ボタン)にクロップを割り当てることです。カスタマイズ設定の[Fnボタン設定]の[動画/無線ボタン]で設定を変更することができます。

Av mode, ISO100, 1/2500sec, F3.2, -2.0EV, ポジフィルム調, ∞, 50mmクロップ

今回は50mmクロップ縛りに挑戦してみました。
表現の幅が広がったかどうかはすぐにはわからないけど、設定を変えて撮った写真を想像できるようになって、写真を撮るときのワクワク感が戻ってきた感じがします。

次回はイメージコントロールの中で何か縛りを設けてみようと思います。

(任三郎)

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