GR IIIのモードダイヤルについて (稲葉)

2020.12.11 BLOG

こんにちは、あらいたです。
今回は、GR IIIのデザイン担当 稲葉が三度目の登場。

以前の記事や、僕と一緒に出演した「GR meet online」でも、デザインについて語ってきましたが、「もっとデザインのことを語りたい!」ということで、記事を書いてくれました。

GRに込めたデザイナーの思いを、今後も少しずつ伝えていけたらいいな。
よかったら、ぜひ読んでください。

*****

こんにちは、総合デザインセンターの稲葉です。
ブログに登場するのは久しぶりだなぁと過去のブログを遡ったところ1年以上前でした…大変ご無沙汰しております!

さて、GR IIIのデザインについてはこのブログやムック本、イベントでも色々とお話しさせて頂きましたが、まだまだネタは尽きません!話し足りません!話させて下さい!

そんな中から今回はモードダイヤルについてお話ししたいと思います(気が付いていた方には拍手)

奥がGR DIGITAL IVで、手前がGR IIIです。

GRシリーズのモードダイヤルの天面は表記文字を凸にプレスした金属に塗装をして、その後に凸部分を削って文字を浮かび上がらせています。
これは初代GR DIGITALからGR IIIまで同じ処理を行っています。文字部分はキラッとした金属の地色なんですね。。。と、ここまで読んだ方は上の写真を見て気が付きましたね。

「GR IIIの文字暗くない?」

実はGR IIIは文字部分は、更に処理を加えて若干暗くしています。

GR III以前のGRを屋外の直射日光下で使っていると、モードダイヤルの文字が眩しい事がたまにあった事と金属光沢の文字に道具としての意味があるのかな?と以前から思っていたので、文字が認識できるレベルまで光沢を落とさせて頂きました。

この処理を実現させてくれた関係者の皆さんに、改めて感謝!

"M"と"U3"の間の空間にも意味が。

モードダイヤルの関連で、もう一点。

今回のモードダイヤルは各項目を整理して7ポジションになっています。

ところが"AUTO"を無くした為にダイヤルの向きが瞬時に分かりにくい事に気が付き、"M"と"U3"の間に1ポジション分の空間を設けてダイヤルの向きが分かり易くなる工夫をしています。

ダイヤルを回転させたときのクリックもこの部分では間隔が長くなるので、慣れるとポケットの中でも使いたいモードに設定できますよ(慣れが必要ですが…)

と言うわけで、今回はモードダイヤルについてのお話でした。

機会が有れば(皆さんが飽きてなければ)まだまだお話ししていないデザインの秘密を暴露しますね(笑)

最後に3枚ほど私の撮った写真を。

Avモード F2.8 SS1/800 ISO200 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン

Avモード F2.8 SS1/1600 ISO100 EV-0.7 オートWB ハードモノトーン

Avモード F2.8 SS1/30 ISO2000 EV-0.7 マルチパターンWB ハードモノトーン

日頃はシンメトリーな構図の写真はあまり撮らないのですが、撮った写真を遡って見ていると私の場合20~30枚に1枚くらい出てくるんですよね。

1枚の写真としてはパワー不足ですが、組み写真にしてみると全く関連の無い被写体が仲間になってパワーアップする感じで、ちょっと面白いです。

皆さんも同じ構図の写真を組み写真にして飾ってみるのも楽しいですよ。

それではまたの機会に!

(稲葉)

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