ふだん使わないモードでお散歩撮影 その2(任三郎)

2020.12.07 BLOG

こんにちは。任三郎です。

前回の投稿でやってみた 「モード(設定)縛り」に続き、今回は、アスペクト比(スクエア)に挑戦しました。

スクエアフォーマットの写真がにわかに人気になったのは、いまではおなじみのSNS「instagram」のユーザーが増え始めた10年ほど前。僕がカメラ関係の仕事に移った時だったので強く印象に残っています。
当時発売されたCX6やGR Digital IVに、いまでいうイメージコントロール「クロスプロセス」が組み込まれたりしたのと同時期に、アスペクト比「4:3」や「3:2」に加えて「1:1(スクエア)」が選択できるようになったんですよね。(12/8 追記:アスペクト比「1:1(スクエア)」が選択できるようになったのは、2007年発売のCaplio GX100からでした。お詫びして訂正いたします)
その当時の流行に乗って、僕もトイカメラ風にスクエアフォーマット&クロスプロセスを設定して普段使いしてたなぁ…なんてことを思い出しながら散歩撮影しました。

1枚目:Pmode, ISO8000, 1/30sec, F2.8, +0.0EV, クロスプロセス(マゼンタ) 近くの公園で見つけた落とし物。「松葉杖なんて落とします???
2枚目:Pmode, ISO3200, 1/30sec, F2.8, +0.0EV, ポジフィルム調 ふと見上げたら犬、、、の置き物。あんなとこに置いたのはやっぱり防犯か。

トイカメラ風にしてはシャープに写りすぎている感はありますが、スクエアフォーマットにはクロスプロセスの色味が妙にしっくりマッチしますね。

まっすぐ立つ木を写真の中央の軸になるように配置したり、いわゆる日の丸構図がぴったりとハマります。
そんな写真を撮ろうと思ったら、自然と被写体の正面に向き合って撮ることになるんだなということに改めて気づきました。
被写体に向き合うための、いいトレーニングになりそうです。


日が出てるときの写真も撮りたいと思い、昼休みに外へ出て撮影してみました。

1枚目:Pmode, ISO100, 1/640sec, F3.2, +0.0EV, ポジフィルム調, 50mmクロップ 鳩もお昼休み。
2枚目:Pmode, ISO100, 1/40sec, F2.8, +0.0EV, ポジフィルム調 サッシに絡まりつつ勢力を伸ばしていく生命力に感動します。

Pmode, ISO100, 1/250sec, F2.8, +0.0EV, ポジフィルム調 散った葉っぱが車や人に踏みつけられ、もはやアスファルトにプリントされた模様のようになっていました。

何を撮っても、どこかかわいらしさを感じるのがスクエアフォーマットの不思議、、、


今回のチャレンジで気付いたことがあります。
面倒くさがりな僕は、いちど設定を決めたらその後は設定を変えないでシャッター切るだけっていう撮り方をしているんですが、それが自分が撮りたいと感じる感性やモチベーションに制限をかけていたのかもしれない。と思いました。

この「ふだん使わないモード(設定)縛り」のチャレンジ、すごく楽しくて学ぶところが多いので、もうしばらく続けてみようと思います!

(任三郎)

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