ふだん使わないモードでお散歩撮影 (任三郎)

2020.11.07 BLOG

こんにちは、任三郎です。

先日「GR meet online Vol.2」が開催されました。
いかがでしたか?僕は都合により参加できず、残念無念…。
久しぶりのリアル撮影会あり、オンラインの講評会とトークもありで、多くの皆様にご参加いただけたとか。
そんな「GR meet online Vol.2」についてのイベントレポートは近々公開予定です。お楽しみに!

その撮影会の中で、内田ユキオさんのチームで行われた企画が面白そうだったので僕もチャレンジしてみました!
簡単に言うと「10種類の撮影設定が書かれたくじを引き、そこに書かれたモード(設定)を必ず設定したうえで撮影をする。」というものです。
どんなモードの種類があったのか、またこの企画の意図などについてはイベントレポートで紹介予定ですのでここでは触れませんが、
僕もその撮影会に参加した気分を味わいたくなったので、くじ引き企画の中にあったモードで、普段いちばん使ってないと思う「露出補正(オーバー)」を設定してチャレンジしてみました。
正確には同じものではないのですが、オーバー気味の露出補正にすることで、簡易的にハイキー風の写真を撮ってみる、という感じです。

P mode, ISO100, 1/500sec, F2.8, +2.0EV, ポジフィルム調
青空が白飛びしてしまうのがやや気になっていましたが、、、

P mode, ISO100, 1/640sec, F3.2, +2.0EV, ポジフィルム調
何枚も撮ってるうちに見慣れてきたせいか、青空が水色っぽい色味になるのも中央に丸っこい白飛びゾーンができるのも、さほど気にならなくなり、むしろちょっとカッコよくない?と思うほどになりました。

P mode, ISO100, 1/800sec, F3.5, +2.0EV, ポジフィルム調,50mmクロップ
逆光の中でぼんやりと、しかしハッキリと、キリンのようなクレーンを写すことができました。

P mode, ISO100, 1/500sec, F3.2, +1.7EV, ポジフィルム調
水上バスで浅草へ。晴海ふ頭,東京オリンピック選手村が見えました。

いかがでしょうか?
巨大な建物やビル群、近未来的なものを撮るときにオーバーで撮影すると、より未来感が高まったような写真が撮れるように思います。

次に、夜景の場合。

P mode, ISO 2000, 1/30sec, F2.8, +1.0EV, ポジフィルム調,50mmクロップ

ライトで照らさているところが白っぽくなってしまうけど、賑やかさが増したような雰囲気になったと思います。
街灯など街を照らす明かりがほとんどLEDに切り替わった昨今なので、普通に撮れば明暗ハッキリ別れるような写真になりがちですが、オーバーに設定することでコントラストが少し柔らぐのかもしれません。

また、色の濃い目の花などを撮るときに使った場合でも、柔らかみのある雰囲気で撮れることがわかりました。

P mode, ISO 640, 1/30sec, F2.8, +1.0EV, ポジフィルム調,50mmクロップ
「ゴールデンバニー」という名前のサボテン。確かにウサギっぽい。モフモフ感を出してみました。

P mode, ISO 640, 1/30sec, F2.8, +1.7EV, ポジフィルム調
代々木公園のバラ園

僕が撮る写真はいわゆる記録写真のような写真が多く、僕の目で見えたそのままの雰囲気が残るようにして撮るので、
その場合露出補正をオーバーにしすぎると「なんだか嘘っぽく見えてしまう」と感じてしまうため、あまり使うことがありませんでした。
それが今回のチャレンジで、「オーバーで撮れば嘘っぽくなる」ととらえるか「オーバーで撮れば未来感が出る」「オーバーで撮れば柔らか味が出る」ととらえるかで、同じ写真でも見え方が変わるのだということに気付きました。
表現の幅が、少し広がったように思います。

お気に入りの設定で気持ちよく撮るのが楽しいのはもちろんですが、普段使わない設定での撮影も楽しいですね!

(任三郎)

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