社員奮闘記

- GR LENS 28mm F2.5 で撮影の幅を広げよう -

2010-10-07
こんにちは、ワッキーです。

気がつけばすっかり涼しくなって、数週間前まで暑くて暑くてたまらなかったことを忘れてしまいそうです。いや、既に忘れてしまったかもしれません。そろそろ衣替えをせねば。

さて、10月29日に発売予定のGR LENS A12 28mm F2.5を試用することができましたので、みにゅうさんに引き続き私もレポートしたいと思います。

まずは本体サイズ。製品情報や各レビューサイトですでに外観をご覧になられているかたもいらっしゃるかと思いますが、28mmは50mm MACROと比べると、薄いです。
28mmにはマクロが無い分、薄く出来たようですね。撮像素子サイズを考えると、他社機を含めても小さい方かな?
剛性感は他のレンズユニット同様、28mmもしっかりとしています。

R8359801.jpg
画質に関してはみなさん各々のこだわりや基準があると思いますのでこれ、とは言いづらいのですが、放から画面の端々までしっかりと解像し、各収差も光学的に極力抑えられているという印象です。

逆光にも強いです。
下の写真のように画面内に太陽がでかでかと入っていてもしっかり写ります。
さすがにGR銘のレンズだけあってぬかり無い仕上がりで安心して撮影できますね。

GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:7.1 SS:1/1000S ISO:200 0.0EV
R0010086.jpg

今回28mmを試用していて画質以外で特に印象に残ったことを3つ紹介します。

ひとつめはAFが高速化したこと。

測定値のようなものは手元にないのですが、体感でかなり早くなっていると感じました。
すっ、すっとピントが合って気持ちが良いです。
50mm MACROはマクロレンズのためレンズの繰り出し量が大きい分、物理的に合焦まで時間がかかりやすいので簡単には比べられませんが、フォーカス速度自体が改善されていることは使ってみてすぐにわかりました。

GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:4.0 SS:1/320S ISO:200 0.0EV
R0011206.jpg

実際、試用中は合焦待ちで被写体を逃してしまうケースがかなり減りました。
上の写真は、鳥の群れが飛び立つのに気づいてからカメラを向けてシャッターを切ったものですが、狙い通り鳥をフレームに捉えることができました。

28mmの画角はGRと同じですから、おそらくこのユニットではスナップ写真を撮られる方が多いのではないかと思います。
スナップ写真撮影では合焦までの速度は重要なファクターですから、AF高速化は非常に嬉しい改善です。

このAF速度の改善は、ファームウェアバージョンアップで50mm MACROにも対応されるそうです。すでに50mm MACROをお持ちの方もアナウンスが出るまでしばらくお待ちくださいね。
私もリリースされるのを非常に楽しみにしています。

GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:4.5 SS:1/320S ISO:200 0.0EV
R0011607.jpg

印象に残ったことのふたつめは、暗所撮影に強い、ということです。

前回、夜間撮影を楽しんでいるという記事を書かせていただきましたが、当然ながらGXR + 28mmもお供に連れて行きました。

GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:2.5 SS:1/2S ISO:800 +0.3EV
R0011778.jpg

28mmには手振れ補正の機構はありませんが、ISOを800もしくは1600に設定して、いざカメラを構えるとシャッター速度は1/10秒以下・・・というときでもがっちりと構えて撮影するとブレを極力抑えた写真が撮れます。

手振れしづらい理由を考えてみると、まずは高ISOでの撮影で良好な画質が得られるため、シャッター速度が稼げること。次にレンズが28mmという手ぶれの影響を受けづらい広角の画角であること。さらにはシャッターの方式がレンズシャッターのため、シャッターにより発生する振動が非常に少ないことが挙げられそうです。
画角の狭い50mm MACROやシャッターショックの大きな機種だと三脚無しではきついようなシチュエーションでも手持ちで撮影できることがしばしばあり、撮影のチャンスが広がっていると感じました。

夜間撮影でのほかのセッティングについても触れておきますね。28mmはAF速度が速くなったとはいえ、暗所ではAFはどうしても迷いやすくなるので、フォーカスの目標になるような被写体が画面内に無い場合はすかさずMFに切り替えて撮影します。私はFn1ボタンにAF/MF機能を割り当てて、ボタン押下でAFとMFをトグルで切り替えられるようにしているので、1アクションでMFに切り替えられて便利です。蛇足ですが、AF/MFはフォーカスロックとしても使うことができるので重宝しています。
こういった人によって異なる撮影のワークフローをボタン割り当てをカスタマイズすることで最適化できるところもGXRの特長ですね。

GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:2.5 SS:1/3S ISO:800 -0.3EV
R0011769.jpg

みっつめ、最後です。

これは28mmレンズの特長ではなくGXRのカメラユニット方式だからこその特長ですが、ユニット交換時に異物の混入を気にする必要が無いということでした。

今回の試用期間、他カメラユニットとの比較のためにユニットを交換することが頻繁にありました。
レンズのみ交換する方式のデジタルカメラでは交換作業時にナーバスになってしまうような、砂地での撮影や、風が強い日の撮影でも気にすることなくどんどん交換できました。
この特長は前々からわかっていたことではあったのですが、カメラユニットが増えてきた今だからこそ気軽にレンズを交換することができるメリットを改めて感じました。
カメラユニットがあればあるほど有難いシステムですよね。
もっと沢山ユニットが欲しくなってきます。笑

最後にいくつか作例を置きます。

GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:8.0 SS:1/1000S ISO:200 0.0EV
R0010792.jpg
GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:4.5 SS:1/320S ISO:200 -0.3EV
R0010830.jpg
GXR + GR LENS 28mm F2.5 Pモード WB:AUTO F:5.0 SS:1/500S ISO:200 0.0EV
R0010816.jpg

GR LENS A12 28mm F2.5は非常に軽快かつ高画質で、撮影の幅を一気に広げてくれる力があると感じました。
28mmのカメラユニットは、いよいよ明後日に開催の「GR PARTY」のタッチ&トライコーナーで実際に試していただけます。
ぜひぜひお越しください!そしてこの新しいカメラユニットに触れていただければ嬉しいです。他のイベントも盛りだくさんですよ!

それでは~

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