【レタッチ：カメラ内調整のための試行錯誤ツールにも】

こんにちは、きょーちゃんです。

日を重ねるごと、太陽の射す角度が低くなってゆく事を実感する季節になりました。

今月のお題はレタッチ。
普段僕自身もレタッチソフトのお世話になっていますが、GR DIGITALIIIを使い始めてからは、こんな感じで活用しています。

撮影した当日にレタッチソフトへ取り込み、PC上でコントラスト/レベル補正/ＷＢ+彩度＆色相をいろいろ変化させてみて、撮影したとき本当は狙いたかったイメージとのギャップの確認、カメラ自体の設定やMYセッティングに反映しています。

これは、GR DIGITALIIIの内部設定で、かなりの部分の調整が可能なため、撮影中も被写体に相対しているときに設定をいろいろ変えてみるのが僕は楽しくて、帰宅後、撮った写真を調整しながら、
”あー、もうちょっとコントラストあげて撮ればよかった…”とか
”こんなシチュエーションならＷＢをもうちょっと振って、色相をちょっと変えたら好みのMYセッティングになるかも…”
などなど、次回の撮影へ向けた反省だったり、ちょっと色を変えたMYセッティングを事前に準備するための試行錯誤をするツールとして使っている感じです。

トリミングや覆い焼きなど、昔暗室でしていたことをＰＣ上でできるのも楽しいのですが、最近僕は、デジタルカメラのメリット（撮影中にさまざまなパラメータを変更できること）を撮影中に効率よく、活用するにはどうしたら･･･。って工夫するのがたのしいようです（笑）

今回、僕がMYセッティングに登録している、忠実な色表現からはちょっと変化させた設定をご紹介します。

GR DIGITALIII　カメラ内の調整のみ(個別色調整、WB補正、露出補正）

テーマは瑞々しいミドリのイメージのマイセッティングです
Ｐモード　ISOAUTO-HI 800
露出補正+0.7EV 中央重点測光
彩度-1.コントラスト-1.シャープネス-1

個別色設定

色相（スカイブルー右１、レッド左１、マゼンタ左１）
彩度（オレンジ-2、グリーン+1、スカイブルー+1、レッド-1、マゼンタ-1
WB補正（Ｂ：4，Ｇ：3）

ちょっとアングルは違いますが、同じときに通常の設定で撮影したものとの比較です。

GR DIGITALIII　（個別色設定デフォルト、WB補正なし）

結構雰囲気が変わりますね。
被写体の色をかなり選ぶセッティングですが、木々の緑の多い場所でハマると瑞々しい雰囲気の写真が撮れますのでお試しを。

レタッチソフトは持っているけど、あまり使わないかなーなんていう方も、
GR DIGITALIIIに搭載された各種調整機能を使い込むつもりで、撮影した作品を調整しながら試行錯誤するのも楽しいかもしれません。

この使い方って、フィルムだと、現像後
”今回の被写体はこのネガカラーじゃなくてこっちのリバーサルで撮ればよかった。”なんて反省して次の撮影に生かすのと似てるかも。

よろしければ、ぜひトライしてみてくださいね。

ところで本日のエントリー日は僕らにとって、とても感慨深い日です。
2005年10月21日、初代GR DIGITALの発売日だったのですね。
今回ちょうど4年間が経ち、5年目へ突入ということになります。

僕はGR DIGITALをこれまで
休日はフィルムカメラやデジタル一眼のサブ機として
平日には通勤バッグに収まるメイン機として使い続けていますが、
最近、この位置づけが僕の中でちょっと変化してきています。

最初、GR DIGITALはデジタル一眼のサブとして、一眼と同様の調整操作が可能なため、主従機種間でのストレスを感じず、操作できることがとてもうれしかったのですね。

ところが最近、特にGR DIGITALIIIを使い始めてからは、この主従が逆転してきていて、
むしろ、デジタル一眼のメリット（撮像素子の大きさからくるボケなど）をGR DIGITALIIIの操作性や柔軟な調整項目そのままに使えたらなー。
なんて思うようになってきました。

ちょっと横道にそれてしまいましたが、トラックバック企画レタッチの締め切りまではまだまだあります。
引き続きトラックバックお待ちしていますね。